2021年高校見学の感想(その10)保護者の熱意

今まで、
都立・私立問わず、
トップ校から大学付属校・中高一貫校・工業高校・定時制高校と、
いろいろな高校を見学してきた。

その結果、学校によって一番異なるのは、
「保護者の熱意」だと感じる。

上位校では、見学しに来た保護者は熱心な人が多かった。
学校説明会の質疑応答ではいろいろな質問が出るし、
説明会終了後、先生と個別面談できる高校もあったし、
校長先生と個別面談できる高校すらあった。

一方で、
定時制高校では保護者から質問が出ることは少ない。
学校説明会が終わると、
さっさと帰宅する保護者がほとんどだ。

二極化しているのは生徒の学力だけではない。
教育に対する保護者の熱意も二極化していると感じる。

上位校は人気が高いので、
受験機関も色々と情報を入手していることも多いから、
受験機関に聞けば、上位校のことは教えてくれるだろう。

一方で、
定時制高校や工業高校については、
受験機関はあまり興味がないことも多いから、
実際に学校見学して直接聞いてみないと、入手できない情報も多い。
それなのに、保護者からは質問があまり出ないのだ。

ここら辺が、
教育熱心な家庭の子が受験する中学受験とは違って、
高校受験があまり盛り上がらない理由なんだろうな、と思う。

もちろん、
高校受験は中学受験と違って、親が関与することが少ない。

とはいえ、
普通科以外の高校のほうが普通科の高校と比べて、
学校ごとの違いがものすごく大きいから、
受験する際の「目利き」が必要なのだ。

昔と違って高校は多種多様化している。
でも、学校ごとの違いを見極めるのは
中学生だけでは厳しいんじゃないかと思う。

2021年高校見学の感想(記事一覧)

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2021年高校見学の感想(その9)アピールポイント

2021年高校見学の感想(その10)保護者の熱意

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