高校受験と大学受験の違いは、大学受験では、受験生本人が望めば浪人して何度でも同じ大学を受験できるのに対して、高校受験では、浪人を選択する生徒は今のご時世にはほとんどいないので受験はほぼ1回限りだということ。
どこの大学を卒業しているかより、どこの高校を卒業しているかがステイタスとなる地方では、中学卒業後に浪人して再度高校受験し地元進学校に進学する生徒も昔はいたと聞く。今は、高校入学後に不登校等で高校を中退し、1年遅れで高校受験する生徒も多い。
ただ、そういった事情がない限り、浪人という選択肢は中学生には通常考えられない。
わたし自身は、浪人して高校受験をすること自体に抵抗感がないけれども、15歳から16歳の多感な1年間を勉強だけに費やすのは非常にもったいないと思う。
だからこそ、高校受験の志望校選びは悔いを残してはいけないとわたしは思っている。
長男はレベルに関係なく「ここなら自分でも過ごせると思う・ここなら入っても良いと思う高校」を志望校に選んだ。
わたしは長男の選択を尊重した。
レベルが高すぎるという理由で志望校を断念させるよりも、入りたいと願う高校を受験してご縁がなかったほうが、その後の人生に繋がるとわたしは思うから。