先週末、滑り止めで受験する予定だった私立高校(A校)を見学した。
A校を見学した結果、A校を「受験したくない」と長男が言い出したからだ。
長男は、A校に対して良くない雰囲気を受け取ったらしい。
受験しようと思った学校は見学しておいたほうがいい、と改めて思った。
学校を見学すると、学校の雰囲気を直に感じられるのが良い。
今回見学したA校は校則がわりと厳しいことで知られている。見学会の日も、A校では教師が生徒の服装や態度に常に目を光らせていた。
特に、A校の見学会に居た教師の一部が、見学に来た生徒(中学生)を上から目線で見ていたのが気になった。おそらく保護者対応も生徒への対応と似たところがあるだろう。
A校では保護者が教師にフランクに話せる関係は到底作れないだろうと感じた。A校にたとえ入学できたとしても、生徒も保護者もA校の対応に不満をもつような気がした。
ああやっぱり、A校のように規則が厳しい学校は、自由人の長男には合わないな、と思った。
結論としてA校を受験するのは止めることにした。
初心に帰る
某校を受験するかわりに、長男が当初志望していた私立高校(B校)を受験することに決めた。
このB校は、はじめての学校見学の時にB校に足を踏み入れたとたん、「長男との相性が良い」と直感した高校だ。
長男も私と同じようにB校をとても気に入り、「B校がいい」と長男は言った。
長男の現状の学力でB校に合格するのはハードルが高いのは確かだ。そのことを長男もじゅうぶんに承知している。だから、いったんはB校を長男の志望校から外したけれども、ここに来て、都立高校の併願校としてB校を受験することを思いついた。
直感にかけてみるしかない。
幸いなのは、B校の入試問題の難易度は、都立高校の入試問題とほぼ同等であること。B校の過去問を解くことは、都立高校の入試対策に役立つのだ。
そしてなにより、お気に入りであるB校の受験に向けて勉強することにより、長男の受験勉強に対するモチベーションを高めることができる。
せっかくのご縁だ。チャレンジ校として、そして、都立高校入試のリハーサルとして、長男は急転直下、B校を受験することに決めた。