次男のクラスは当初から女子が多かった。
公立園や認可保育所では男女別に園児を募集しない。だから1クラスの男女比が偏ることがある。
たとえば、年長クラスは男子が多いのに、年中クラスは女子が多い、なんてこともざらにある。
もともと性格がおとなしい次男は、入園からしばらくの間、女の子が多い環境に居た。
そのせいもあったのか、次男はしばらくの間、絵本を読んだり絵を描いたり手遊びしたりと、女の子が好むような遊びを好んでやっていた。
それが年長組の後半になって、長男と雰囲気が似たやんちゃな男の子(A君)(入学前から小学校に行きたくない)と仲良くなってから、次男は戦いごっこや戦闘モノにはまるようになった。
園でも次男とA君が戦いごっこをしているのをよく見かける。
やんちゃなA君は次男の男子力を活性化してくれたのだ。
「行儀よく先生の言うことを聞く」ことを最初に刷り込まれると発想力がつかない。失敗してもいい「まずは試してみる」-そんな行動力が大切だ。
A君みたいなやんちゃな子は、先生の言うことを聞かないと言われて、残念ながら学校からは疎まれがちだ。けれどもA君は、ほかの子たちの行動力を引き出してくれる貴重な存在だ。
次男の男子力を引き出してくれたやんちゃなA君に感謝している。