長男が就学時健診を受けた頃、
そう、2013年の頃、公立小学校の関係者は、
「小学校入学前に字を書けるようにしなくてもよい。
字を書く練習は、小学校でじっくりと勉強するから。
お母さん方は、小学校入学前にお子さんが字を書けなくても
心配しないでほしい」
字を書く練習は、小学校でじっくりと勉強するから。
お母さん方は、小学校入学前にお子さんが字を書けなくても
心配しないでほしい」
と言っていた。
実際、長男が通った公立小の就学前の保護者会でそう言われた。
けれども最近は、
就学時健診=「発達障害の早期発見」の機会
になっているようだ。
つまり、
就学時健診の目的のひとつとして、
3歳児健診で取りこぼした、
発達障害児(ADHDなど)を発見すること
3歳児健診で取りこぼした、
発達障害児(ADHDなど)を発見すること
が新たに加わった。
就学時健診でチェックされること-文字への関心
今の就学時健診では、対象児が
・文字への興味はあるか
・本を読むのが好きか
がチェックされる。
少し前までは「字の習得は小学校に入学してからで良い」なんて、言っていたのに、である。
しかし…文字の習得は遅めではあるものの、問題なく書けるようになる子どもはたくさんいる。
たとえば、文章よりもイメージに興味を惹かれるタイプのお子さんがそうだったりする。そういうタイプは決して少なくない。
就学前に保護者を不安にさせてどうすんの。
就学時健診でチェックされること-情緒面のチェック
それだけでない。
つまり、
・視線が合いにくいか
・とても不安そうか
・落ち着きがあるか
・他児とコミュニケーションをとれるか
・吃音やチックがあるか
・人前で話せるか
・とても不安そうか
・落ち着きがあるか
・他児とコミュニケーションをとれるか
・吃音やチックがあるか
・人前で話せるか
まで今は就学時健診でチェックされる。
個人的な感想
個人的には、今の就学時健診は少しやりすぎだと感じる。
チェック項目を見ると、就学時健診はまるで、児童精神科を受診しているみたいである。
今のチェック項目によると、たとえば、人前に出ると緊張しやすいタイプのこどもは検査項目に引っかかる可能性がある。
発達障害の早期発見にそんなに躍起になって、
いったい、こどもたちをどうしたいのだろう。
長男が中学生になった今振り返ってみると、
就学前に文字の習得に躍起になるよりも、
就学前は親子で楽しい時間を過ごすほうがよっぽど大切だと感じるのだ。