公立小学校というのは一般に、地域ごとに学区域が指定されていて、指定の公立小学校に通う。
ただ、条件付きで学区域外(いわゆる越境)入学を認めている自治体も多い。
越境入学できる地域に住んでいる親子は就学を迎えて、どの小学校に入学するか迷っている人も多いだろう。
長男が小学校に入学する前、「小学校を選ぶ場合は親をみたほうがいい」というアドバイスを知人から頂いた。
子どもが小さければ小さいほど保護者の影響は大きい。
幼稚園・保育園・小学校くらいまでは、保護者の雰囲気を知るのも大切だ。
長男の小学校選びの場合
学校公開を見学
我が家は指定の公立小学校まで遠いため、別の公立小学校に変更することもできたので、近隣の公立小学校を一通り見学した。
地域の人が見学できる学校公開の日に、公立小学校数校を見学した。
学校公開に見学に行くと、校内の雰囲気・子どもたちの様子・教室の壁に貼ってある掲示物を見ることができる。
ただ…どこの小学校に行っても廊下には似たり寄ったりの掲示物が貼ってあった。
掲示物(習字や作文、絵など)については、同じ自治体にある小学校ならばどこも大差ない。
同じ自治体にある小学校ならば、授業でやっていることもたいてい同じだからだ。
子どもたちの様子も学校公開の場では大して変わらなかった。
子どもたちにとっては学校公開=よそ行きの日、なのだろう。
要するに、学校公開での小学校見学はあまり収穫がなかった。
就学時健診の保護者の様子
結局、我が家が小学校を選ぶ決め手になったのは就学時健診のときの保護者の様子だった。
長男を連れて子弟の公立小学校の就学時健診に行ったとき、開始前に保護者と子どもが校庭に集まっていた。
そのときに見た保護者の雰囲気が素敵で、ここならばやっていけそうな気がした。
実際どうだったかというと
結局、長男は遠いけれど指定の公立小学校に通うことに決めた。
そして実際、長男の学年はトラブルもなく、PTAの役員決めも円滑に進む保護者の方々ばかりで、ラッキーな学年だった。
お陰様で長男は楽しい小学校生活を送ることができた。
保護者ひとりひとり個別に会ってもよく分からないけれども、保護者の集団を見ると全体の雰囲気が分かるのは、なんとも不思議なことだ。
学校というところは学年単位で行動するので、同じ学年の保護者・子どもたちの雰囲気に自分たち親子が合っているかどうかは重要だ。
ただ、学年が違うとカラーが全然違うこともある。
同じ学校でも、PTAの役員決めもすんなり決まり、何も揉め事がない学年もあれば、PTAの役員決めで毎年揉め、子どもたちの間も揉め事が多い学年もあるのが不思議だ。
こればっかりは巡り合わせとしかいえない。