コロナ禍のため、
「都立高校の学校説明会の予約がなかなか取れない」
という話を聞いた。
コロナウイルス感染拡大防止のため、
都立高校では、
今年の学校説明会を中3の親子のみに限定しているところが多い。
多くの私立高校でも、
全体の学校説明会を中止して、
オンラインでの説明会を開催したり、
個別相談会や個別見学会を開催しているようだ。
今年の受験生は、
コロナ禍で学校見学を十分にできないまま、
学校選びをしなければならない。
学校の雰囲気を直接伺い知れないことはとても残念だし、
本当に大変だと思う。
しばらくはコロナ禍が続くと思うので、
現中2や中1の親子も、
来年度は学校見学ができるうちに、
学校見学を済ませておいたほうがよいのだろう。
生徒の様子
ところで、
我が家の周辺にはたまたま、高校が結構ある。
半径5km圏内に10校以上の高校がある。
日頃、自宅近くを通りがかる生徒を見ていると、
生活指導がある程度行き届いている私立高校であれば、
どの高校でも生徒の様子はあまり変わらない。
おそらく生徒が制服を着ているからだと思う。
制服を着ていると、どこの学校のどんな生徒も同じようにみえる。
制服とはまさに「個性を殺すもの」だとつくづく思う。
生徒が制服を着ているとそれだけできちんと見えるから、
学校側からすると、
規律ある学校・規律ある生徒に見せるためには、制服は有効なアイテムだ
と実感する。
保護者の様子
その一方で、保護者の雰囲気は高校ごとに「かなり」違う。
生徒は制服を着ているのに対して、
保護者は私服で来校するから、
保護者の雰囲気の違いがよく分かる。
我が家の周辺には、
大学付属校、中堅校、下位校(いずれも私立高校)がある。
学校ごとに保護者の雰囲気は全然違う。
入学式で圧倒的に華やかなのは、大学付属校の保護者だ。
ある程度名が知れた大学の付属校の場合、
子どもが受験を突破して晴れ晴れとした気分なのだろう、
春先には華やかなスーツや和服に身を包んだ保護者が、
大学付属校の入学式に向かうのをよく見かける。
それと対照的なのは下位校である。
せつないので、詳しい説明は省略する。
入学式や卒業式などでの保護者の様子を見ると、
そこの学校に子どもを通わせている保護者の雰囲気がなんとなく分かる。
その学校に来ている生徒の雰囲気を知りたければ、
保護者の雰囲気を知るのが良いと思う。
コロナ渦で学校をじゅうぶんに見学できないなかで、
学校説明会・個別相談会・個別見学会に来ている保護者を観察することくらいしか、
学校の雰囲気を伺い知ることができない。
まさにあと2年ちょっと後、
我が家も長男と一緒にどこかの高校の入学式に向かうことになるだろう。
われわれ親子は近隣住民からどういう風にみられるのだろうか。