今年は私立高校を何校か見学した。
見学した私学のうちのいくつか(全部ではない)の学校説明会では「広報」という立場の人が入試制度を説明する時間があった。
ある程度規模が大きな学校になると「広報」という立場の人が学校に居るのが私学の特徴だ。
私学の場合、広報の人が学校説明会を取り仕切っているところが多い。
私立中学の学校説明会でも同様だろう。
対照的に、都立高校では「広報」という立場の人がいない。だから都立高校の学校説明会は基本的に先生たちが取り仕切っている。
学校説明会の雰囲気
都立高校の学校説明会は先生方が取り仕切っているせいか、素人っぽい。
都立高校の学校説明会というのは、良く言えば素朴、悪く言えばつっけんどんである。
対照的に、私学の学校説明会は広報という「プロ」が取り仕切っているせいか、音楽付きで効果的に編集された動画やドキュメンタリー的な動画を流したりと、商売っ気があってアピール度が高い。
でもアピールに引っかかってはいけないと思う。
私学の場合、学校説明会の印象から3割引きしたのが現実だと思ったほうがいい。
広報担当は学校説明会で喋らないほうがいいかも
学校説明会に参加して私が気になったのは、広報担当の人が説明する場面だ。
広報担当の人は、学校の先生方と雰囲気がかなり異なる。
傍から見ていると学校の雰囲気から浮いている。
広報担当が若い人の場合、それほど違和感は感じない。
けれども、広報担当が年配の人の場合、業界の慣習が染みついているというか、いかにも営業という感じがして、相当浮いているのだ。
私が思うに、広報担当の人は学校説明会で話をせずに裏方に回ったほうが良い。
広報担当の人が学校説明会で話すと、せっかく先生たちが醸し出している学校の雰囲気が壊れるように私には思える。