今年も少しずつ私立高校を見学している。
今年見学した私立高校の中には「面接を重視する」というところがいくつかあった。
実は私立高校だけでなく、都立高校でもそういうところがあったから驚きだ。
偏差値50を切ると「面接を重視する」高校が増える印象だ。
とはいえ、偏差値50以下の高校であっても「面接を重視する」とは公言しない高校もあるのも不思議だ。
「面接を重視すると公言する高校」とそうでない高校の違いはどこから来るのだろうか。
「この学校に入りたいという熱意を見せてください」
「面接を重視する」と公言する高校はどこも、
「面接で、この学校に入りたいという熱意を見せてください」
と言う。
その学校を本命にしている生徒だけを合格させたいんだろう。確かに、第1希望に合格して入学するほうが満足度が高いのも事実だ。
でも、なんとなく「忖度する奴だけ合格させてやる」みたいな傲慢さを感じる。
でも、本命ではなく滑り止めとして受験する生徒もたくさんいるだろうし、本命が不合格で入学してくる生徒だってたくさんいるだろう。学校には定員がある以上、不合格になる生徒がいるのは仕方がないことだ。
でも、面接で本命のフリをしてゴマすりできる生徒でないと合格できないような高校はちょっと勘弁だ。
「面接を重視する」と公言する高校は受験しない
結論として「面接を重視する」と公言する高校は受験しないことにした。
申し訳ないけれど、「面接を重視する」と公言する高校はどれも、長男にとっては第2希望以下、つまり「滑り止め」なのだ。
滑り止めの高校を受験するにあたり、シャイで正直者の長男に「面接ではゴマをする」ことを強いるのは気が進まないし、ゴマをすれるほど長男は器用ではないから。