こんな記事を見つけた。
「知的レベルが高いのに中学受験しなかったせいで公立中学で不登校になってしまった中学生」の話である。
この記事を要約すると、
中学受験率が高い地域では、成績が良くて知的レベルが高い子が中学受験しないで地元の公立中学に進学すると、知的レベルが釣り合う友人がいない。
結果として、公立中学では孤立して不登校になる可能性がある。
という内容だ。
「知的レベルが高い子どもは中学受験したほうがいい」という「中学受験を勧める宣伝」のようにも思える。
確かに一理ある。
知的レベルが違うと、話題が釣り合わないのは確かだ。
わたしが中学生の頃からすでに「公立中学に進学する子は中学受験の搾りカス」だった。言葉は悪いけれど、実際、公立中学に進学した当時のわたしたちは自分たちをそう呼んでいた。
中学受験率がおおむね3割を超える東京23区内の公立中学ではなおさら、そういう傾向は強いだろう。
ただ、放っておくと受験機関の奴隷になってしまう中学受験を次男にさせたいとは思えない。
かといって、作業的な宿題満載の公立中学に進学させたいとも思えない。公立中学は長男のときに懲りたのだ。
そうなると、ベタな中学受験と公立中学を避けるためには、結論として「知的レベルが高い子は公立中高一貫を受験する」という選択しか残っていないようだ。