不登校:ネックは高校受験

長男の高校受験の際、いろいろな学校を見学してみて「私立高校は不登校に厳しい」と実感した。

私立高校は基本的に「不登校の生徒はできるだけ入学させたくない」という考え方だと思う(定員割れの学校を除いて)。

仮に入学させても、不登校で出席日数が足りずに進級できずに留年するリスクがある、学校を経営する側としては、不登校になりそうな生徒を入学させないのは当然かもしれない。

 

不登校になると内申点が低くなるので、私立高校の推薦や併願優遇が取りにくくなるのもデメリットだ。

その点、都立高校の一般入試では不登校経験それ自体で差別されることはない

 

内申点が取れない場合、都立高校を選ぶ際は、実力よりかなり下の都立高校か、エンカレッジスクール・チャレンジスクールを選ぶことになるだろう。

単位制の都立高校は自分でカリキュラムが組めるという特典があるから、自分に合わせたカリキュラムを作ることができる。

単位制の都立高校に進学した場合、自分の授業があるときに学校に行くという、いわゆる普通の高校生活とはちょっと違う高校生活になる。

ここ数年、単位制の都立高校の入試倍率は上昇している。不登校の中学生が増えたことが原因なのは明らかだ。

 

今は通信制高校という選択肢があるので、中学時代に不登校になっても、高校に進学できない、ということはない。

ただ、中学時代に不登校になると、進学先の選択肢が狭くなるのは否めない。

「毎日同じクラスで同じ仲間といっしょに授業を受ける」高校生活を送るチャンスはどうしても低くなる。

 

小中高と皆勤賞連発の長男と違って、繊細・年齢よりも大人・落ち着いた性格の次男は公立小との相性があまり良くない。

公立中学との相性もおそらく悪いだろう。次男が公立中学に進学したら不登校になる気がする。

次男を公立中学に進学させるのはやっぱり「リスキー」だ。

次男はしかるべきタイミングで私学に転入したほうがいいかな、と思い始めている。

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