今年(2020年)いくつかの高校の学校説明会を見学した後で、
長男が一言。
「なんで、どこの高校でも大学、大学って言っているの?」
そう。
わが家では日頃から「絶対に大学に行け」と、
子どもに言ってない。
興味がない大学に嫌々入学して嫌々卒業しても、
あまり身にもならないからだ。
わが家では、
あの人は「〇〇大学卒」だからどうだ、
という話をしないようにしている。
だから、
どこの高校説明会に行っても「大学!」「大学!」と言っているのが、
長男には不思議みたいだ。
おおかたの高校では
そう。
おおかたの高校の学校説明会では、
「国公立大学〇〇名」
「早慶上理〇〇名」
「MARCH〇〇名」
という説明がある。
けれども、
「国公立大学に合格することが良いことなのか」
「早慶上理・MARCHとは何か」
を長男は知らない。
長男のように幼いタイプの男子中学生はか
こんなものだろう。
長男のようなタイプは、
「レベルが高い大学に合格すること」が第1目標ではなく、
「大学では興味があることを勉強する」のが大切だと思っている。
だからこそ、
大学に対する世の中一般の見方について、
長男にはあえて話さなかった。
長男自身も、
卒業する大学のブランドで生きていくことに、
何の興味も持っていない。
学校説明会で保護者は大学の合格状況を知りたいだろう。
でも、長男のように幼いタイプの男子中学生は、
大学の合格状況などまったく興味がないのだ。
大学の合格状況を一生懸命にアピールする高校関係者には申し訳ないけれど。