高校受験:塾に通って感じたこと

今年から高校生になった長男は今まで2つの塾に通った。

中1の頃、コロナ禍真っ盛りのときに塾を変えた。

長男が通った2つの塾はどちらも長年続いている地元に根付いた塾だ。

学生バイトで回している塾は避けて、専任の講師が教える塾を選んだのだ。

 

成績最上位の生徒がいない

地元密着の塾に通っていて気づいたのは「成績最上位の生徒が居ないこと」だ。

長男が通った地元密着の塾では、ここ最近は、難関国私立高校や都立高校の御三家(日比谷・西・国立)に合格する生徒はいない。

1学年に1人くらい、御三家の次のレベルの自校作成校(新宿・戸山など)か都立上位校(小山台・駒場など)に合格する人がいる、という感じ。

10年くらい前までは、地元密着の塾から都立高校の御三家に合格する生徒はちらほらいた。

でも、ここ5、6年、長男が通っていた地元密着の塾では、私立難関校や都立トップ校に合格するような生徒は出ていない。

成績最上位の生徒は大手であれ個人であれ、難関校受験のための専門塾に通うのが定番になっているようだ。

今は、成績に応じて受験生が選ぶ塾の住み分けができているのだ。

 

グループ指導にこだわる

長年続いている地元密着の塾はグループ指導にこだわる傾向があると感じる。

グループ指導だと、1人の講師で複数人の生徒を教えられるから割が良いし、授業料を安く設定できるので保護者からの受けも良い。

ただグループ指導の場合、指導を受ける生徒全員にとって満足できる授業になるとは言い難い。

成績が上の下(偏差値60前後)~中の中(偏差値50前後)くらいの生徒ならば、地元密着塾のグループ指導の恩恵は受けられると思う。でも、そのゾーンから外れる生徒はグループ指導による恩恵は少ないと思う。

成績上位ならば、成績が自分より下の人たちと一緒にグループ指導を受けるより、優秀な生徒が揃っている難関校向けの専門塾のほうがいいし、成績下位ならば、自分のレベルに合わせてくれる個別指導を受けたほうがいい。

昔の塾はグループ指導が普通だったから、長年塾を経営している経営者にとってみると、昔のうまみが忘れられないのかもね。

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