今年(2023年)の春、長男の高校受験が終わった。
今回、長男の高校受験がきっかけで数十年ぶりに都立高校入試問題の過去問を解いてみて、
とあらためて思った。
自分が受験生のときはこんなに真剣に過去問分析しなかったなあ。。。
今回は、都立高校入試問題「全教科」の過去問7年分を解いた私が、都立高校入試問題の特徴を私なりにまとめてみた。
・できるだけ塾に頼らずに勉強したい受験生
・事情により、塾に通わずに勉強せざるを得ない受験生
が参考にしてもらえると嬉しいです。
都立高校・入試問題の特徴
都立高校入試問題の特徴を一言でいうと
である。
国語・数学・英語の三教科はワンパターンな出題形式なので、きちんと対策すれば、少なくとも7割前後は得点できるようになっている。
受験生が過去問を解いて自分で解答を読んで理解できるならば、塾に行く必要はないよね。
国数英の三教科とは対照的に、理科・社会の入試問題は以前よりも難易度が上がっている。とはいえ、実は、基本的な事項をきちんと覚えておけば少なくとも6割前後は解ける。
国語・数学・英語
都立高校の入試問題では、
〇数学は証明問題
が毎年必ず出題される。
しかし…国語・英語の記述問題も数学の証明問題も、出題方式は「バ○のひとつ覚え」かと思うくらいワンパターンである。
国語・英語の「記述問題だけ」・数学の「証明問題だけ」を抜き出し、まとめて過去問7年分を解いてみることをおすすめします。
そうすれば出題パターンがハッキリ分かるよ。
繰返し練習すれば、必ず解けるようになる。
記述問題も証明問題も大嫌いだった長男が、直前3か月、それなりに必死に証明問題を繰り返し解いたら、国・英の記述問題も、数学の証明問題も解けるようになった。
でも、それは珍しいことではなく、普通のことなのだ。
都立高校の入試問題「数学」で出題される証明問題は、成績中位の生徒がきちんと練習すれば解けるように作成されているのだ。
理科・社会
ここ最近、都立高校の入試問題(理科・社会)では1、2問、教科書に記載されていない知識が出題されている。
たった1、2問しか出題されない難問は勝率5割でいい。
1、2問だけ出題される「自分の知識を総動員して解けば50%の確率で当たる」くらいに考えておけばよい。
理科・社会の大半の問題は一見、事例問題的を装ってはいるけれど、実は事例問題ではなくて、教科書に書いてある知識で十分解けるものなのね。
「目くらまし」戦法にダマされないように。
つ・ま・り、
都立高校の理科・社会の入試問題では、まるで取って着けたように事例が出際されるけども、事例の部分はとばして読んでも解けるものが多い。
都立高校「理科・社会」の事例問題(過去問)を解くとき、事例の部分を飛ばして解いてみれば、「事例の部分がなくても解ける問題だ」とわかる。
まとめ
今回は、都立高校・入試問題の特徴をできるだけ簡単にまとめてみた。
次回以降、都立高校の入試問題の概要を「教科ごと」にできるだけ簡単にわかりやすく、まとめていきます。