次男が公立小に入学して10日が過ぎようとしている。
昔に比べて「公立小の先生方に余裕がない」と感じる。
忙しすぎて何事に対してもじっくり腰を据えて対応できなくなっている。
今の公立小ヤバいと思うでは公立小の否定的な側面を書いたけれども、先生たち個人に問題があるわけじゃないと思う。
諸悪の根源は「先生が足りない」ことだと思う。
仕事量に対して先生が足りていないのだ。
ICT教育・英語教育導入・プログラミング教育導入で先生の仕事の絶対量が増えている。
小学校1年生全員にタブレットを使いこなせるよう指導するなんてこと、必要だろうか?
小学校1年生はまず小学校に慣れることと、読み書きと計算だけで十分だ。
約10年前、長男が公立小に入学した頃は、公立小で特別支援教育が稼働し始めた頃で、特別支援教育に意欲がある先生も居て、支援が必要な子はできるだけ「立ち上げたばかりの支援級へ」という風潮だった。
その流れにあらがうのが大変だった。
流れにあらがいつつも、長男はずっと通常学級で過ごし、さまざまな級友に恵まれて、長男は充実した小中学校生活を送ることができた。
長男は今でも卒業した小学校・中学校が大好きだ。だから長男自身も支援級には行きたがらなかった。
それが10年経った今は、支援を希望する子どもが増えすぎて、私が住む街では「IQ的に問題なければ、できるだけ通常学級へ」という流れになっている。
でも今は先生が足りておらず、通常学級で支援が必要な子どもへの支援が行き届いていない。
公立小は、あれやこれや、なんでもかんでも、やりすぎている。
国が決めた教育方針を全面的に無視することは不可能だろう。
けれども、先生不足で対応が出来ないことが多発しているならば、公立小ではまず、必要最低限なことだけ、やってほしい。そのほうが子どもたちのストレスが少なくなる。