2023年・都立入試の感想

今週の火曜日(21日)、長男は都立高校の入試を受けた。

長男は入試をやり切った・良い顔をして帰ってきた。

試験の感触は上々らしい(あくまでも長男なりに、である)。

長男いわく、

国語・英語・数学…簡単だった。

理科・社会…それなりに出来た。

ただ、長男本人の自己認識力が甘いだけで、実際の出来はそれほど良くない可能性が十分考えらえる。

都立入試の翌日、長男は中学で自己採点させられたそうだ。

自己採点の結果について長男は黙ったまま。

長男本人は合格していると思っているようだ。

とはいえ、何があるか分からないのが入試だ。

 

国語・数学・英語…易しい

暇つぶしに、2023年度・都立高校入試の国語・数学・英語の問題を解いてみた。

国語・数学・英語については「問題が易しい」と感じる。

ただでさえ中学生の国語力の低下が叫ばれているのに、国語や英語をこれ以上易しくしてどうするんだろう。

 

理科・社会…相変わらずの傾向

一方で、理科・社会はまるで自校作成校で出題したいのか?というようにこねくり回されている。

特に、昨年度(2022年度)に平均点が50点割れした社会。

社会の入試問題は一見、学校では取り上げられないような情報が羅列されている。

たとえば、2023年度・社会の入試問題・四角4。

「東京に本社をおく企業について。

・日本初の胃カメラの実用化(たぶんオリンパス)、

・通信機器会社(たぶんソニー)がトランジスタラジオを販売、

・計算機会社(たぶんカシオ)による電子式卓上計算機の販売」

など、教科書には載っていない情報が羅列されている。

でも実は、この問題は上述の企業情報を知らなくても、解けるのだ。

まやかしのように、受験生が知らない情報が問題文に加えられて混乱させられる。

2023年の理科・社会の問題を見ていると、東京都は将来、自校作成校だけに難易度の高い理科・社会の入試問題を課し、それ以外の都立高校の入試は簡単な国・数・英の3教科の出題にして、理科・社会の出題を止めようと思っているのかな、と感じた。

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