我が家は、中2のうちに長男と一緒に都立高校・私立高校の両方を見学した。
私:公立中学→公立高校出身と、夫:私立中高一貫校出身とでは、都立高校に対する印象が違う。
私学出身の主人には都立高校のお役所的な対応がしっくりこないようだ。
タブレット
たとえばタブレット。
都立高校でのICT教育導入に伴い、タブレット購入を必須とする都立高校が多い。
機種が違うと対応が難しいからと、
同じ機種を一括購入させる都立高校もある。
わりと最近になって東京都は、
都立高校に通う保護者にタブレット3万円の補助を出すとの方針を打ち出した。
夫は言う。
「10万円のタブレットを買うならば、ノートパソコンを買わせればいいのに。パソコンを使ったほうがブラインドタッチの練習になるし、今は10万円あればそれなりのノートパソコンが購入できるのに。」
「都立高校で一律タブレット導入」という点も夫は気に喰わないらしい。
一律にタブレット導入は公平性を期すためではあるが。
都立高校とは対照的に、見学した私立高校ではICT教育=あまり重視していない学校も多かった。
学校説明会でタブレットの「タ」の字も出なかった私立高校もある。
部活と行事
都立高校は「学業」だけでなく「部活」も「行事」も頑張ることをモットーにしているところが多い。
でも私学出身の夫からみると、「行事」や「部活」への参加を強制する雰囲気が重いらしい。
「高校生にもなって行事や部活に追われるわけ?中学生じゃあるまいし。」
というのが夫の意見。
学校にもよるけれど、
私立中高一貫校は部活や行事にはさほど熱心ではない学校も結構ある。
結論として、私学出身の主人は、都立高校にはあまり興味がない。
学費が安い点や公平なところとか、都立高校には良いところがもちろんあるけれども、
私学出身者から見ると、都立高校はお役所的にみえるみたいだ。