今までいくつかの都立高校の学校説明会に参加した。
個別の学校説明会に行ったし、都立高校の合同説明会にも参加した。
今日は、いくつかの都立高校の学校説明会で感じたことについて取り上げる。
学習指導が熱心すぎる?
昔に比べると、今の都立高校の先生方は熱心すぎるほど熱心だ。
休講ばっかりだった昔の都立高校に比べると、今の都立高校の先生方は本当に忙しそうだ。
学習指導が熱心なのは基本、保護者からすれば結構なことだ。
ただ、課題や小テストを大量に課す都立高校が増えているのが気になる。
課題を大量に課したり小テストをしょっちゅうやったりすれば保護者受けは良くなる。
でも、生徒にとってどうなのだろう?
課題や小テストがあまりにも多すぎると「勉強が受け身になる」・「教師の自己満足に陥る」危険性がある。
とにかく国公立大学推し
都立高校の学校説明会に行くと、とにかく「国公立推し」なのが気になる。
地方国立大学でも何でも国公立!国公立!だ。
上位校ならともかく、偏差値55前後の都立高校まで「国公立大学の合格者を増やすこと」を目標にしている。
分野によっては、たとえば医療系(医学部・看護・薬学部・療法士系)であれば、国公立でなくても私大でも十分だと個人的には思うのだが。
生徒がとにかく勉強熱心(に見える)*上位校の場合
上位校の生徒はとにかく真面目で勉強熱心(に見えた)。
もちろん学校説明会の場でネガティブな情報は出にくいし、学校側も実際より学校現場を良くみせているだろう。
けれども、上位校には「生活態度良し=内申良し」で「成績優秀」な生徒ばかりいるにみえる。
昔は斜に構えたタイプ・頭は切れるけれど性格に癖があるタイプも上位校にいた。けれども、今はこういうタイプの生徒は都立高校上位校には少ないのだろう。
一芸に秀でたタイプが上位校では減っているのだろう。
上位校の生徒の生活をみると、そんなに忙しくて大丈夫なのかと思うほど、行事に勉強に忙しそうだ。
個人的な感想
「とにかく国公立大学へ」に引く
巷では都立高校の評判は良いけれども、上述した通り、正直引いてしまう点もある。
「なにがなんでも都立が良い」とは思えなくなった。
都立高校の場合、上位校~中堅校くらいまではとにかく勉強してできれば国公立大学へ!という雰囲気が強すぎる。
勉強することの意味
特に上位校の生徒は勉強熱心で行事に勉強にと、とにかく忙しそうに感じた。
忙しいことは悪いことではない。
ただ、もう高校生なのだ。
ただ勉強するだけではなくて、「将来何をすべきなのか」や「勉強することの意味」を深く考える余裕がある都立高校であってほしい。