東京都・少人数算数指導について思うこと

東京都の公立小中学校では少人数算数指導を行っている。

つまり、東京都の公立小中学校ではクラスを細かく分けて算数(数学)の授業をしているのだ。

 

少人数算数(数学)指導はおおよそ小3から始まる(学校によっては小2から)。

たとえば1学年90人(3クラス)の場合、算数(数学)の授業は4クラスに分けて行われる。

1学年90人を4クラスに分けると各クラス22~23人ずつになるが、少人数算数(数学)のクラスはたいてい生徒の人数は均等に分かれていない。

ただ、一番下のクラスは10人前後であることが多い(長男はたいてい1番下のクラスにいたからわかる)。

そうすると、残りの80人を3等分すると1クラス25人前後になる。

残り80人にとっては通常30人のクラスが25人になるだけだから、過半数の生徒は「少人数」指導の恩恵を受けているとは言い難い

 

東京都内の公立小の場合、中学受験する子が多く、算数については個人差が大きいために少人数算数指導が導入されたと噂されているが、真偽のほどはわからない。

長男が通っていた公立小は中学受験する子どもが半数以上居た。そのせいか算数は上位クラス(同じ内容)2クラス・通常クラス1クラス・基礎力養成クラス1クラスに分かれていた。上位クラス2クラスはどちらも満杯だった。

 

我が家の長男はずっと一番下のクラスで少人数指導の恩恵を受けていたから、過半数の生徒は「少人数」指導の恩恵を十分受けられていない現状を誠に申し訳なく思う。

算数(数学)少人数指導が実質的に「下位クラスを手厚くみる」ためにだけ機能している現状を思うと、算数(数学)に関しては教員を増やして、より多くの子どもをもう少しきめ細かく見てあげたほうが良いと思う(教員不足という現状は分かるが)。

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