先日、次男の就学時健診に行ってきた。
次男が就学時健診を受けた小学校は、長男が通っていた小学校だ。
長男が通った小学校を訪れるのは、長男が卒業して以来、ひさしぶりだった。
教室・体育館・校庭・玄関・下駄箱・図書室・給食室そしてPTA室。
長男が通った小学校にひさしぶりに足を踏み入れて、懐かしい思いに浸った。
長男のことで小学校から何度が呼び出しを受けて先生方と面接した来賓室の前を通りがかったときは当時のことを思い出して、笑いがこみあげた。
呼び出しを受けた当時は深刻だったけれども、今となっては笑い話である。
長男の就学時健診
長男の就学時健診のときの様子については以前も取り上げた。
長男が就学時健診を受けたとき、小学校の先生方は、はじめて小学校に来たこどもたちを不安にさせまいと、こどもたちに積極的に声をかけていたのがとても印象的だった。
長男の就学時健診では、先生方から暖かい雰囲気が感じられた。
たとえば、こどもたちが検査を待つ間、先生方はこどもたちに
「もう少しだから待っててね。」
「今日は幼稚園からそのまま来たの?」
等、先生方はこどもたちに頻繁に優しく声をかけていた。
そして、校長と副校長は健診会場の様子を見回っていた。
次男の就学時健診
ところが、次男が先日就学時健診を受けたときは、先生方の様子がまるで違っていた。
先生方はこどもたちを機械的に検査へと誘導していた。
まさに「流れ作業」だった。
こどもたちが検査を待っている間も、先生方はこどもたちに声をかけることはなかった。
こどもたちが待機している間、ふたり並んでずっとおしゃべりをしている先生方すらいた。
次男の就学時健診は、とても無機質な雰囲気だった。
しかも校長・副校長が健診会場に見当たらなかった。
校長・副校長ともに出張で不在だったのかもしれないが、誰が指揮をとって就学時健診をやっているのかがまったく分からなかった。
結局、管理職の違いなのか
長男の就学時健診のときの学校の様子と、次男の就学時健診のときの学校の様子がまるで違ったのは、ひとりひとりの先生の能力の違いではなく、管理職の能力の違いなのだろう。
長男が通っていた当時の小学校は、管理職の能力が高かったのだ。
長男の就学時健診のときは、就学時健診でのこどもたちへの応対の仕方について管理職が先生方にきちんと指示を出していたのだと思う。
対照的に、次男の就学時健診では、はじめて小学校を訪れたこどもたちに配慮するような指示を出す管理職がいなかったのだろう。
その小学校、長男が通っていた頃は地元での評判がかなり高かったけれども、今はあまり良い評判が聞こえてこないのは、管理職の違いが原因なのかもしれない。
同じ小学校でも管理職が変わると雰囲気がガラッと変わるのだと改めて思った。