小学校高学年の学級崩壊と中学受験

小学校時代、長男の学年では6年間、一度も学級崩壊しなかった。

長男が6年間落ち着いたクラスで過ごせたことは本当にラッキーだった。

担任の先生に恵まれていたのかもしれないし、同級生に恵まれていたのかもしれない。

 

ところが、普通はそうはいかない。

周りの人に聞くと、今はたいてい高学年で学級崩壊するクラスが出るらしい。

次男が小学校高学年になったら、学級崩壊に巻き込まれるかもしれないな。

 

都市部の場合、小学校高学年での学級崩壊の原因のひとつが「中学受験」だといわれている。

中学受験する子は塾で先取り学習をしているので、学校でやる勉強は退屈でつまらなく思えるからだ。

 

中学受験率が高い地域だと、学級崩壊の首謀者は中学受験する子だったりする。

学級崩壊の原因が本当はほかにあったとしても、周りからは「中学受験によるストレスを小学校の授業で晴らしている」ように映ってしまう。

 

その結果、中学受験する子の保護者と、中学受験しない子の保護者との間で軋轢が生じる。

中学受験しない子の保護者は「塾で先取り学習していて学校の授業がつまらないからといって、学校の授業で騒いで、受験しないほかの子たちに迷惑をかけるのはおかしい。」と言う。

中学受験する子の保護者は「学校の授業内容は塾ですでに勉強したことで面白くないのに、黙って座って聞いていろというのはおかしい。できない子に合わせた授業を黙って聞けというのはこどもにとって退屈だ。」と言う。

 

全員一律の授業をこどもたちに強要するから軋轢が生じるのだ。

タブレットなどを活用して、各人のレベルに合わせた学習ができるようにしたほうがいい。

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