次男(小1)が通う公立小学校。
保護者会で「我が校は国語教育に力を入れている」と宣伝していた。
なにやら、次男が通う小学校では「国語力を高める研究授業をしている」らしい。
ところが実際は、
・小学校入学して早々の4月から連絡帳を書かせる
⇒えっ❓ひらがなの練習はまだ10文字しかやっていないのに❓
・5月半ばから作文の宿題が始まる
⇒えっ❓ひらがなの練習はまだ半分しかやっていないのに❓
という具合。
確かに、字がスムーズに書けるようになった状態で小学校に入学した子は、作文を書けるのかもしれないけどさ。
でも、小学校入学時点では、字は書けても、字を「キレイに」書くことができない子が多い。
書字が苦手だった長男を教えた経験から言って、書字は読字よりも数段難しいと実感している。
脳と体の機能がある程度発達してからでないと字はキレイに書けない。
脳で文字の形状を認識する機能・上下左右の空間認知機能・鉛筆を持つときの力や手で用紙をおさえるときの力を調整する機能・姿勢を保持する機能…などなど、いろんな機能が備わらないと、整った字を書くことは難しいのだ。
だからこそ、ある程度年齢が上がってから書字を練習したほうが、書字は短時間で上達する。
だからこそ「字を書く練習は小学校に入学してから」と小学校側は今まで言い続けてきたはず。
それが今では、小学校側が率先して、字を書く練習を積まないうちに作文練習を始めているのだ。
これじゃ「宿題ができない!」とパニックになっている子どもがたくさんいるはずだ。
長男が小1の頃だったらこんな宿題、確実にパニックになっていたね。
小学校1年生は作文よりもまず「授業でしっかりと音読する」ことのほうが大切だと思うよ。
長男が小1のときはどうだったのか
実は、長男が小1の頃の連絡帳を後生大事にとってある。
長男が小1の頃の連絡帳を確認したところ、
長男のときは、
・作文の宿題が始まった時期⇒小学校1年生の2学期から
だった。そうだよね、👆これが普通だよね。
「作文はひらがなを書く練習がすべて終わってから」が常識だろうに。
次男が通う小学校の宿題について、さすがに長男も、
と言う。
そうだよね、おかしいよね。
「国語教育に力を入れている」なんて言っているけどさ、単に、できる子だけ向けの先取り教育をしているだけじゃん。
とうとう公立小学校まで「早期教育」に乗り出したのかと思うとガッカリだ。
それじゃ中学受験塾と変わらないじゃん。
しょっぱなからこれでは、書字が苦手な子は、学校に行くのは嫌になっちゃうよね。
次男が通う小学校にいる教師は、こんなやり方を誰もおかしいと思わないのかね❓