今年もピアノ発表会の時期が近付いてきた。
長男(高2)は細々とピアノレッスンを続けている。
今年の発表会で長男はブルグミュラーの『バラード』を弾く。
昨年の発表会は同じくブルグミュラーの『アラベスク』を弾いた。
ブルグミュラーの『アラベスク』・『バラード』と、発表会に人気曲を長男に弾かせていただいて先生には感謝である。
不器用だった長男がブルグミュラーの『バラード』を弾けるようになったのだ。
感慨ひとしおである。
長男が幼児の頃は、ピアノなんて到底弾けるとは思えなかった。
それが小学校高学年になって長男の不器用さはだいぶ薄れてきたのだ。
ピアノの発表会ではいつも、ほかの生徒さんが弾く様子を見るのが楽しみだ。
小さい子が華やかな衣装を着て演奏する姿は実に可愛らしい。
でも、発表会を見ていると「リズム感がまだ育っていないな」と感じる小さなお子さんもいる。
おそらくピアノの先生はあの手この手を使って教えているのだろう。
正直言って「もう少し大きくなってからピアノを習うほうが本人は楽しいかも」と思うお子さんもいる。このままではきっとピアノは長続きしないかも、と思う。
聴覚が急劇に発達する年齢は5~8歳といわれている。この時期に耳を鍛えておくと良いのは確かだ。
だからこそ「ピアノにはまだ早い」と思うお子さんにはリトミックが良いと思う。
でも、ピアノの先生に「リトミック経験」を伝えても、先生方はあまり関心を持たない。今まで習ったどのピアノの先生もそうだった。
それだけ、単なるお遊戯的なリトミック教室が巷にあふれているのだろう。
小さい頃からリトミックに通い小学校高学年からピアノを始めた長男の経験からいうと、左右同時に違う動きができないうちから無理してピアノ教室に通うよりも、小さい頃は良質なリトミック教室に通ったほうが良いと思うのだ。