不器用くんのピアノレッスン

うちの不器用くん(長男)は現在、月1回のペースでピアノを習っている。

今回は不器用くんとピアノレッスンについての記事である。

 

不器用くんがピアノを習い始めるときに気をつけたポイント

ポイント1:手の動きがピアノを弾くために十分に発達しているか?

長男がピアノを習い始めたのはなんと!小学校5年生になってからだ。

子どもがピアノを習い始めるのは早い子で3歳前後。

5歳前後でピアノを始めるの子どもが一番多いだろうか。

それから比べると、小学校5年生でピアノを習い始めるのは相当に遅い部類だ。

長男は超絶「不器用」。そのせいで幼児の頃からリトミックを習ってはいたものの、ピアノを習わせようという気は起らなかった。

不器用くんに限らず、急いで早くからピアノを習い始めるよりも、本人の成長を待って、手の動きがピアノを弾くために十分に発達してからピアノを習い始めたほうが子どもにとってストレスになりにくい

仮に長男が就学前にピアノを習い始めたとしても、ほとんど上達しなかったと思う。長男本人も手が十分に動かないから、ピアノを弾くのが嫌になっていただろう。

 

ポイント2:「不器用」をピアノの先生に伝えておくこと

ピアノを間違えずに弾くことは相当の集中力を要すると思う。

「楽譜を見ながら手を動かす=2つのことを同時にやる」・「ピアノを弾いている間、姿勢を保持する」のが苦手な長男。

長男、たかが30分間のレッスン中はかなり緊張するのか、1曲弾き終わると気を抜けるのか、すぐ「クタ~」となる

不器用くんはすぐ「クタ~」となって姿勢がくずれる。

だからやる気がない・だらしがないとピアノの先生から思われてしまう。

やる気がない・だらしがないとピアノの先生に思われないよう、ピアノを習い始める前に「長男はすぐ姿勢がくずれる・集中力がない・不器用だ」とピアノの先生にあらかじめ伝えておいた。

年配のピアノの先生は、発達障害についてよく知らないことも多い。

ただ、発達障害という概念は知らなくても、ピアノの先生としてのキャリアが長ければ、今まで不器用タイプの子どもを教えたことは絶対にあるはずだ。

不器用である点をピアノの先生にひとこと伝えておけば、レッスン内容や進度を考慮してくれる。

うちの不器用くん(長男)は現在、月1回のペースでピアノを習っている。

今回は、不器用くんとピアノレッスンについての記事である。

 

ピアノを習い始めて良かった点

その1:相手の動き(息)に合わせるトレーニングになる

長男がピアノを習い始めた理由は
(1)せっかく長い間リトミックを習っているのだから、何か楽器をしたほうがいいと思った
(2)ピアノは目と手の協調運動なので、不器用さの改善に役立つと思った
からだ。

長男、なにか楽器をやってみたいと話していた。

習う楽器は何でもよかったらしい。

ただ残念ながら「この楽器がやってみたい」という長男本人の強い希望がなかった。だから、無難なピアノを習うことに決めた。

 

結局ピアノを習うことにする

長男はピアノレッスンに意欲的ではなかった。

だから本人の負担が少ないよう、ピアノは月1回とゆっくりしたペースで習っている。

当然、月2回か月3回レッスンしたほうがもっと上達する。

でも、回数が多いと練習量も増えて本人が嫌になるだろうから、あえて月1回のレッスンにした。

 

先生との連弾


ピアノを習い始めて一番良かった点は、レッスン中にピアノの先生と簡単な連弾をすることで「相手の動き(息)に合わせる」トレーニングができることだ。

「相手と動きを合わせる」ことを「息(呼吸)を合わせる」とはよく言ったものだ

もちろん、ピアノが目と手の協調運動として役立つのは言うまでもない。

それ以上に、ピアノレッスン中の連弾が「相手の動き(息)に合わせる」トレーニングになる点が不器用くんにとってすごく有効だと感じている。

長男、今は両手で同時に弾く曲が始まったばかりで、ピアノの連弾といっても本当に簡単な内容だ。

ピアノの先生はもちろん長男の演奏に合わせてくれる。

連弾は自分勝手に弾くのではなく、相手と動き(息)を合わせる必要がある。

レッスン中、連弾している最中の長男は先生が弾くピアノの音を聞いて、がんばって音を合わせるように弾いている。

 

 相手と息を合わせること

この「相手と動き(息)を合わせる」ことが不器用くんは苦手だ。

たとえばボール投げでも大縄跳びでも「せ~の」で相手と息を合わせないと上手くいかない。

不器用くんは、相手と息を合わせるのが苦手ななので、相手と息を合わせる経験が圧倒的に不足していると思う。

「相手の動き(息)に合わせる」トレーニングを積むと、相手と歩調を合わせられるようになるのだろう。

「相手の動き(息)に合わせる」トレーニングは合唱や合奏でも体験できるし、大繩とびや手遊び(「せっせっせ」とか)など、昔ながらの遊びでも体験できる。

精神科医の神田橋先生も著書の中で「大縄跳びは相手の動きと合わせるトレーニングになる」と述べている。

 

その2:集中力のトレーニングになる

長男のレッスンを見ていて、ピアノで1曲を通して間違えないように弾くことは相当に集中力を要すると感じる。

ピアノを間違えないよう弾くことは、習字と似ている。

長男、今はまだ短くて簡単な曲しか弾いていない。

でも不器用くんにとっては、短い曲であっても1曲を通して間違えないように弾くにはかなりの集中力が必要で、集中力のトレーニングになる。

ピアノを習い続けるうちに少しずつ曲が難しくなっていくので、スモールステップで集中力が徐々に養えるのが良い。

 

不器用な長男とピアノ(まとめ)

不器用くんのピアノレッスン

長男:ピアノレッスンの状況【2019年11月】

中学生、ピアノレッスンを再開する

不器用な子がピアノを習い始める時期

不器用な長男のピアノ発表会、終わる【2回目の発表会】

 

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