中学校を卒業しても、PTA活動は続くのである(高校にもPTAがあるのね)。
高校にもPTAは存在するからだ(私学にはPTAがないところもある)。
でも、高校PTAは小中学校ほど活発ではない。
高校は公立小中学校と違って、自宅の近くに高校があるとは限らない。
自宅から高校まで片道2時間かかる場合もある。
自宅から高校までの交通費は無視できない。
片道1,000円以上かかることもある。
PTA活動を1回するたびに往復2,000円以上かかるなら、PTA活動など頻繁にやっていられない。
生徒数が多いと保護者の数も多いので、高校PTAの活動を何もせず終わる人も結構いる。
実際、私の母は、私が通った高校のPTA活動は何もせずに済んだ。
高校は「交通費がかかる」という事情があるゆえに、高校PTAでは近場に住んでいる保護者が役員として狙われる(らしい)。
高校PTAでは、近場に住んでいる保護者のうちPTA活動が好きな人が役員になるのが最も理想だ。
一般に、進学校では教育熱心な保護者が多いので、役員への立候補者が多く、PTA役員はすんなり決まると言われている。
対照的に、教育困難校ではPTA活動に興味がない保護者が多く、PTA役員がなかなか決まらないと聞く。
長男が通う高校(非進学校)でもPTA役員がなかなか決まらないのかもと思いきや、これがまた、毎年、案外すんなりと役員が決まることに驚いている。
「どんな学校にもPTA活動が好きな保護者がいる」のである。
長男が通う高校でも、小学校・中学校でPTA会長経験がある保護者が例年、必ず居る。
PTA会長を引き受けて下さる保護者はなんとなく浮世離れした雰囲気がある(失礼!)。
役員候補がおらず、くじ引きで役員が当たったらどうしようかと心配していたが、心配は無用だった。