改めて思う、付属校のデメリット

東京都内の高校受験、最近は不景気も相まって、概して、私立高校より都立高校のほうが人気である。

都立高校、やっぱり学費が安いのが魅力ね(我が家も助かってます💛)

そんな状況なので、都立高校を第1希望にして私立高校をおさえにする生徒が多い(もちろん私立単願の人もいる)。

ただ都立高校の一般入試は2倍近い倍率の高校もあるから、都立高校が「不合格」だと私立高校に進学することになる。

そうなると「第2希望の私立高校はどの高校にするか」がとても重要になる。

 

私立高校のデメリット

私立高校は進学実績を出すため「無駄な課題を大量に出す」傾向がある。

これは、自分のペースで勉強したいタイプの生徒には「非常に迷惑」である。

そして「課題のレベルが自分に合っていない」場合も多い。

長男が公立中学に通っているときにさんざん経験して懲りたのでよく分かるが、「自分のレベルに合ってない課題を大量に出される」ほど迷惑なことはない

付属校の場合、評定(内申)がとれないと希望の学部に進学できない。

「どうせどこかの学部に入れるだろう」と遊びほうけた結果、希望の学部に進学できなくなるならば、付属校に入学しない方が良い。

 

私立高校:付属校のデメリット「易きに流れる」

私立高校は総じて付属校のほうが人気がある。

なにせ行き先が確保されているからね。

ただ、付属校に入ると、入学当初は上の大学に進学する気がなくても、「ま、いっか」ということで、そのまま上の大学に進学することも多い。

そうやって学校側の思惑「付属校から大学にできるだけ多く生徒を送り込みたい」に見事にハマってしまうのだ。

でも、よくよく考えたほうがいい。

私立の文系大学ならば、学費は1年間で100万円前後である。

でも私立の理系大学ともなれば、学費は1年間で200万円前後かかる(医学部を除く)。

この大学のこの学部に1年間に200万円も払う価値、あるの❓

大学に入学したら入学したで、数学や英語については一般入試組に大きく後れをとることも多い。

そして就職。理系の求人は相変わらず旧帝大・国公立大優位だ。企業側は経験上、国公立大出身者のほうがハズレが少ないと考えているフシがうかがえる。

付属校に通う生徒は、「易きに流れて」学校側の思惑に嵌らないよう、進路をじっくり考えたほうがよいと個人的に思う。

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