通学時間をさわやかに

地元の公立小学校・中学校を卒業して、高校はいよいよ「広い社会への旅立ち」である。と言うと、いささか大げさかもしれないが…。

そういえば昔、高校生になってから定期券で通学するのが嬉しかった。高校生になると行動範囲が一気に広がるからだ。

自転車通学する生徒が大部分の高校もある一方で、都心にある学校では自転車通学が基本的に不可だったりする。

 

快適な通学ルートを使う

コロナ前は「満員電車にゆられて通学」なんて当たり前だと思っていた。

でもそれは思い込みだった。

通学ルートは快適なほうがいい。

通学ルートが快適だと、朝から気分が良くなるから、気分良く学校に通える。

だから学校選びの際「快適な通学ルートで通えるか」は思いのほか重要である。

 

通学ルートの基準

長男の受験校を選ぶ際、

・満員電車に乗る機会をできるだけ減らす
・地下鉄よりも路上の乗り物(電車・バス)を使う
・新しい地下鉄はできるだけ使わない

という基準を設けていた。

できるだけ快適に通える通学ルートで学校に通ったほうがいい。

朝からぎゅうぎゅう詰めの電車に乗るよりも、ちょっと時間がかかってもいいから路線バスで通うほうが快適だ。

子どもが小さいほど、つまり、小学生や中学生ほど、通学ルートの快適さは重要である。

もし可能ならば、通勤ラッシュの逆向きの方向の学校のほうがいい。

そして、比較的最近できた地下鉄は地面のより深いところを走っているので、地上からホームや改札まで行くのに時間がかかってしまう。それに、地上から改札やホームに向かっていると、朝から「光が届かない地下の奥底で活動している」ようなどんよりとした気持ちになる。だから、新しい地下鉄はできるだけ使わない。

これに対して、路上の乗り物を利用すると、朝から光が差し込んでくるので爽快な気分になる。

通学ルートというのは案外、重要だ。

都市部にある学校のなかには、地下鉄を利用しないと通いにくいところもあるけれど、ところどころバスが走っているから、バスで通えるところはバスで通うこともできる。

以前は「中学受験して都心の学校まで2時間かけて通う」なんて生徒も結構いたけれども、コロナ禍でだいぶ少なくなっている。

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