「繊細さん」は学校に合わない

小2次男。

今年度はよい先生が担任になったので、次男は今のところ小学校に通えている。

友人関係にも恵まれている。

 

でも最近次男は「学校という場所自体が嫌い」と言い始めた。

次男自身「自分は本質的に学校というシステムに馴染まない」と自覚するようになったのだ。

 

次男のような繊細なタイプは学校というシステムに馴染まないんだろう。

もう、そういうものだと割り切るしかない。私もそうだったし。

 

それでも私が子どもの頃は、テストでそれなりの点数を取ればそれなりの内申点をもらえた。

けれども、今は違う。

授業で自分の意見をうまく発表できないと、高い内申点がもらえない。

 

しかも授業で発表する意見は、学校側が期待するものでないと良い評価は得られない。

だから、学校のプレゼンでは先生受けが良い意見を発表せざるを得ない。

本当は別の意見を持っていても、である。

ウソくさいプレゼンを強いられる授業は、思春期の子どもたちにとって「やってられねー」ことだ。

 

以前、新宿山吹高校を見学したことがある。

(高校見学記)都立新宿山吹高校

話を聞いた限りでは、新宿山吹高校には繊細なタイプ(芸術肌・哲学志向といえばいいのだろうか)のお子さんが多く通っているようだ。

 

繊細さんの独特の感性を評価してくれる人がひとりでもいれば、学校生活を続けられる。

けれども残念なことに、そういう先生は公立の小中学校には少ない。

 

仮に次男が高校受験するならば、内申点に執着してプレゼンを頑張るように叱咤激励するよりも、入試得点を上げるほうに専念させてあげたほうがいいのだろう。

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました