インターナショナルスクールに通う子が増えている

インターナショナルスクールに通う子が増えている、そうだ。

報道によると、東京23区では、少なくとも4,800人の日本国籍を持つ子どもがインターナショナルスクールに通っているそうだ。

この中には、両親の少なくとも一方が外国人の、日本国籍を持つ子どもが相当数、含まれている。

インターナショナルスクールに通う日本人(いわゆる純ジャパ)家庭の子どもは、いったいどれくらい、いるのだろうか。

 

高級住宅地とはいえないわが家の近所でもインターナショナルスクールに通う子をちらほら見かける。

彼らは、私立小と違って制服を着ずにフランクな格好で駅に向かっていくから分かる。

朝と夕方、インターナショナルスクールのスクールバスが幹線道路を走っているのをよく見かけるようになった。

 

公立小に通う次男のクラスにも、インターナショナルスクールに通う子がいる。

インターナショナルスクールに通っている子は、クラス名簿の下の方(欄外)に記載されている。

クラス名簿の下の方に名前が載っている子たちは、インターナショナルスクールに通っているが、日本の公立小学校にも在籍している形になっている。

 

次男の学年では1クラスに2、3人ほど、インターナショナルスクールに通っているとおぼしき子ども(名簿の下の方に名前が記載されている)がいる。

隣の小学校ではもっと多くて、1クラスに4、5人ほど、名簿の下の方に名前が記載されている子がいた。

決して高級住宅地ではないこの地区ですら、相当数の子どもたちがインターナショナルスクールに通っているのだ。

 

インターナショナルスクールに通う子どもたちは、低学年のうちは期間限定で、たとえば夏休み期間(インターナショナルスクールは6月下旬から夏休みが始まる)などに日本の小学校の授業に参加する子がいる。

けれども、高学年になると日本の小学校には来なくなる。

高学年になるとクラスに馴染みにくくなるし授業内容が違うのも大きい。

 

10年前、長男が小学校低学年だった頃は、インターナショナルスクールに通う子はまだそれほど多くなかった。

けれども最近は、インターナショナルスクールに通う子どもは珍しくない。

 

インターナショナルスクールに通っている子どもたちに対して、小学生のこどもたちは冷静に受け止めているようだ。

小学生の次男も「お金持ちだからインターナショナルスクールに通っているんでしょう?」と言う。

経済的に余裕がないから中学受験せず公立中学に通うのと同様、経済的に余裕がないからインターナショナルスクールに通わず公立小学校に通う。

「お金がないから」自分は公立小学校に通う、という事実を小学生のうちから受け入れざるを得ない。

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