ここで何度もしつこく書いているが…都立高校の学校説明会に行くと、「部活大好き」教師が部活の宣伝のため学校説明会に出てくる。
ドン引きする。
部活大好き教師は「BDK」と呼ばれているらしい。
最上位校・専門学科・定時制の学校を除き、この手の教師は都立高校の学校説明会に必ず登場して部活の宣伝をしていく。
具体的に言うと、進学指導重点校の学校説明会には部活大好き教師は登場しない。けれども、その次の進学指導特別推進校・進学指導推進校レベルだと、部活大好き教員が学校説明会に登場する学校があるのだ。
ビックリだ。
部活大好き教師が学校説明会に一番多く登場するのが野球部であることは言うまでもない。
部活大好き教師が学校説明会に登場するのを見るたび「なんて能天気なんだろう」と思う。
きっと「中学生はみんな、高校に入学したら部活動がやりたいと思っている」んだろう。そうでなければ、あんなに能天気に登場しない。
学校は本来、勉強をしにいく場所であって部活をやるための場所ではないのだ。
都立高校は学費が安いので、経済的に恵まれない生徒も多く通っている。
不景気のおり、介護まではいかなくても、両親共働きで留守中に幼いきょうだいの世話や夕食を作る役割を任されている高校生は都立高校にたくさん通っている。
経済的に恵まれない生徒に最も必要なことは、将来、確実な収入が得られる定職に就ける進路に導くことであって、長時間の部活動に拘束することではない。
生徒がみんな部活動を望む時代じゃないのだ。
もうズレているとしか言いようがない。