要注意保護者だと認定されるくらいでちょうどいい

以前『「親が要注意」も申し送りされる』という記事を書いた。

今の学校では、クラス替えの際「クレーマー等の要注意保護者」は考慮されるようである。

「困った教師が担任するクラスに要注意保護者のこどもを配置しない」-これにより、教師の言動や授業内容について要注意保護者からクレームが来るのを防ぐのだ。

 

今の学校はとにかくクレームを減らすことに躍起になっている。

保護者からの執拗なクレームで教師の心が折れて休職者・退職者を出さないようにするのも学校管理職の役割なのだ。

逆を言うと、保護者からのクレームが続出する状況に学校が陥っている、ということでもある。

 

学校から要注意保護者だと認定されていれば、困った先生がわが子の担任になる可能性が低くなる。

学校から「要注意保護者」だと認定されるくらいでちょうど良いのかもしれない。

 

「保護者が昔よりうるさくなっている」というが、それだけではあるまい。

「学校の質が下がっている」ことと「保護者がうるさくなっている」ことの、どちらが卵でどちらが鶏なのだろうか。

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