現在、ほとんどの私立高では「難関国公立コース」・「一般進学コース」などと銘打って、コース別に生徒を募集している。
今やコース別を採用していない私立校は、難関校とごく一部の私立校だけである。
念のため言っておくが、このサイトは私立校を貶めて「都立バンザイ」を謳うために設けられた訳ではない。
ただ、長男の高校入試の際にいろいろな私立高校を実際に見学していて、コース別を採用するが故の内申の不透明さを感じた。
私立高校には、たとえば「スポーツコースでは定期考査の問題を易しくして内申を取りやすくしている」とか「難関国公立コースに在籍していると指定校推薦がとれない」とか「途中でコースの変更はできない」とか、学校によってコース別でさまざまな優遇や制限があるのだ。
コースによって授業の難易度が違うのに内申点は学校全体で一律だから厄介なのだ。
内申点は教師のさじ加減
最近は「指定校推薦」や「学校推薦」による大学入試が増えている。
私立高校でコースの選択を間違えると、希望大学の推薦が取りにくくなることは当然起こりえる。
そもそも高校の成績だって公立中学の内申と同じ。教師の胸算用で内申点はいくらでも変わる。
たとえ公立高校であっても、教師のさじ加減で内申点だって違ってくる。
ただ公立高校は立場上「公平性」を謳っているから、私立高校ほど露骨な操作はできないだろう。
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「ゴマすりが下手くそ」だと自覚するならば、安易に指定校推薦に流れるよりも、一般入試を選択したほうが精神衛生上良い。
コース制による理不尽な扱いに耐えられそうもないならば、最初から、コース制がない一部の私立高校か公立高校を選んだほうがいいと思う。
