塾つれづれ

最近はチェーン展開の大手塾が主流だ。

個人経営の塾は少ない。

長男が中学生の頃、同級生の母親に「どこの塾に通っているの?」と聞かれて「〇〇(個人塾)」と答えると、「大手塾じゃないんだ!」と驚かれた。

それほど、チェーン展開の大手塾に通っている子が多い、ということだ。

 

地元密着の塾が減った

昔は、地元密着の塾がたくさんあった。

たいていは個性が強い塾長がいた。

なし崩し的に塾講師になったような人が多かった。

今ではそういう塾は本当に少なくなってしまった。

なんだか、とても味気ない。

チェーン展開の塾では本部が教材を作るので、講師は他人が作った教材を使用して教えるだけである。

その結果、自分で教材を工夫したり過去問を読みこんで分析したりする経験が少ない講師が増えることになる。

だから保護者として、チェーン展開の塾にこどもを通わせることは避けてきた。

長男が通ってきた(関わった)受験機関はどれも個人経営である。

個人経営の受験機関はどこも経営者のクセが強いのが面白い。

アクが強い個性を持つ個人塾の塾長は、60代の人が最後だと思う。

60代より若い世代の塾講師は、長男みたいな個性のこどもを受け入れてくれる人は少ないだろう。

これからの時代、個性が強いタイプのこどもを受け入れてくれる人が民間教育機関に居続けてほしい。

 

講師との相性が良い科目だけ受講する

とはいえ、個人経営の塾であっても、講師との相性が悪いこともある。

長男は、合わない講師とは本当に合わない。

長男の場合、講師との相性が良くない科目は受講を止めた。

今は、長男と相性がいい科目(数学)だけ個人経営の塾で受講している。

「塾は必要な科目だけ、実力があり相性がいい講師と個別で受講する」のが良いと思う。

 

個人塾でのグループ授業は限界のような気がする

上位~中位がごっそり抜けた都市部の公立中学の生徒にグループ授業で教えるのは限界だと感じる。

集団授業で学習内容を理解できるのは、後で解答を自分で読んで自分で問題を解きなおせる成績最上位の生徒だけだろう。

上位から下位まで幅広い成績の生徒全員に授業内容を理解をしてもらうのは難しい。

長男の経験からいうと、成績下位ならば個別指導一択だ。

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