今年の長男の高校受験にあたり、都立高校の入試問題(英語・国語)の過去問7年分を解いてみたところ、
都立高校の入試問題(共通問題)は、
・英語も国語も選択肢にひねりがない
・正解枝を素直に選べる問題ばかり
だとわかった。
英語も国語も毎年、記述問題が出題される。
記述問題が苦手だという生徒は多いが、都立高校の入試で出題される記述問題は毎年パターン化された問題が出題されるので、過去問を何回もやればなんとかなる。
これでは、共通問題を出題する上位校の受験者は高得点をとる者が多く、点数に差がつきにくいだろう。
わずかなミスが命取りとなる可能性が高い。
そして、理科・社会の出来具合で合否が分かれるのだろう。
高校受験ではこれからが過去問演習に専念する時期だ。
都立第一希望だからといって、これから入試直前にかけて、このようなタイプの入試問題だけを何回もひたすら解くのは、共通問題を出題する上位校を受験する生徒には退屈だろうな、と思う。
併願優遇という制度が東京に根付いていて、第1志望の都立高校が不合格ならば併願優遇の私学に進学する流れが出来上がっている。
けれども、いい感じの難易度の良問を出題する私学もあるので、そういう私学を一般受験するのも手だと思う。
併願優遇で求める内申点のわりには魅力に乏しい(=そんなに高い内申点を求めるほど魅力があるとは思えない)私学が多いと個人的に思うのだ。