中学受験にするか高校受験にするか【2025年1月】

早いもので、次男は今年の春に小3になる。

最近は中学受験対策のため小3から塾に通い始める子どもが少なくない。

 

わが家の次男はというと、現時点では「中学受験させず高校受験する」方向で考えている。

いろいろ考えたうえでの結論だ。

また状況が変われば方針が変わるかもしれない。それに、親が中学受験を望んでいなくても、次男がどうしても中学受験したいと言い出すかもしれない。

 

以下、「現時点で」次男が中学受験せず高校受験する方向で考えている理由をまとめてみた。

 

中学受験しない理由(環境面)

 

志望校が自宅から遠い

一時は都立中高一貫校を受験しようか、と思った。

けれども、その学校は我が家から遠いので、長時間の通学時間を使ってまで通わせる必要は無いと思った。

 

先取り教育への疑問

先日、ある都立中高一貫校を見学した。

中高一貫校といえば先取り学習が「売り」だ。

見学した都立中高一貫校でも生徒全員一律に数学の先取り学習を行っていた。

全員一律に同じペースで数学を先取り学習する必要があるのか?と思った。

たとえば「英語など文科系の科目がずばぬけて優秀だが数学はそうでもない」という生徒もいる。そういう生徒は通常のペースで数学を学習したほうが良い。

けれども、都立中高一貫校側は全員一律同じペースでの学習にこだわっている(ように見える。少なくとも現時点では)。その点に疑問を感じた。

次男は先取り学習よりも、自分のペースで勉強するのが合っていると思った。

 

「都立高校の倍率は上がらない」という予測

少子化と私立高校無償化の影響で、都立高校の倍率は今後、それほど上がらないと勝手に予測している。

難関私大付属校は今後も人気だろうが、我が家は難関私大付属校には興味がない。

 

公立中学に改善の兆しが見える(我が街の場合)

公立中学に「ひとりひとりに合わせた学習」を導入する兆しが見える(私が住む地域に限った話だが)。

言うまでもなく、今までの公立中学は「全員一律に同じ課題を課す方向」だったが、今後、個に応じた学習内容に多少なりとも進むならば、公立中学で良いと思った。

 

中学受験しない理由(個人的な理由)

 

仲の良い友だちが中学受験せず地元公立中に進学する

次男と仲が良い同級生の多くはどうやら中学受験しない方針、のようだ。

次男が通う公立小は中学受験率がそれほど高くない。

中には優秀なお子さんが何人かいるけれども、中学受験ではなく高校受験を選ぶらしい。

進学先の公立中学に気が合う友人が何人もいるのは心強い。次男と気が合う子たちが地元の公立中学に進学するならば安心だ。

それにしても、小2にもなると、志望する都立高校の話が話題に出るのね。

 

中学受験の子どもへの負担の大きさ

次男の性格を考えると、規格化された中学受験は次男に合わないだろう。

小学校高学年の大事な時期(ゴールデンエイジ)を中学受験だけで潰すのはもったいない。

自分のペースで英語・数学を先取り学習するほうが次男に合っている。

 

同質化した集団に長期間属することのデメリット

中高一貫校は同じような家庭環境の子が集まっている。

世の中には勉強したくてもできない・ほしいものも買ってもらえない・塾にも満足に通えない家庭環境の子どもがいることを体感しないまま大人になるのはデメリットだと思う。

次男が中高一貫校に進学させると、エリート意識たっぷりの鼻持ちならない子どもになるような気がするのだ。

 

次男には世の中を知ってほしい。

長男のときに懲りたので、正直言って、もろ手を挙げて次男を公立中学に行かせたいとは思えないけれど、オール4あれば高校受験は十分なんとかなるのも確かだ。

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