やっぱり都立高校に進学して良かった

そういえば、昔、都立高校を礼賛するウェブサイトがあった。

ちょうど石原都政の頃だっただろうか。

当時、都立高校を礼賛するサイトがあちこちに存在した。

ネットでは、そのサイトは「都立バンザイ!」と呼ばれていた。

都立バンザイ!のサイトでは特に、都立高校のなかでも進学重点校を褒めたたえており、中学受験するよりも都立高校の受験をしきりに薦めていた。都立高校のことを「お金がかからないうえに進学実績が優れている」みたいに宣伝していた。

今はおおかた、そのような都立バンザイ!のサイトは消滅してしまった。

 

都立バンザイ!のサイト乱立はいったい、誰が仕掛けていたのだろうか。

都立バンザイ!のサイトみたいに都立高校を妄信しているわけではないけれども、もし長男が私立高校に通っていたら、高校の学費を払うだけで精一杯で、習い事や塾までお金が回らず、長男に好きなことをさせてやれなかった。

長男が都立高校に進学して学費が安く済んでいるからこそ、こどもにあった塾や習い事に通わせることができている。

 

わたしは都内在住なので、近所に私立高校がいくつもある。

どの私立高校も設備にものすごくお金をかけていて、狭い敷地にびっしりと立派な校舎が建っている。

都立高校に比べると、23区内の私立高校は狭い敷地にびっしりと生徒が詰め込まれているところが多く、圧迫感を感じる。

そして、登下校時にはものすごい数の生徒が私立高校に出入りする。限られた敷地内にある校舎に1,000人以上(学校によっては1,500人以上)の生徒が収容されていることもざらだ。

対照的に、長男が通う都立高校の建物は美しくなく殺風景である代わりに、とてもゆったりとしている。

個人的には、やっぱり長男は都立高校を選んで正解だったと思っている。

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