高1で中学英語をようやくマスターする

高1の長男は言う。

「高校の英語の授業のほうが中学より分かりやすい」

「中学の英語の授業はさっぱり分からなかった」

と。

長男が今、通っている都立高校(偏差値低め)では、中学英文法を基礎から復習してくれる。

高1の授業では、動詞の活用(原形・過去形・過去分詞形)をきちんと覚えるところからはじめる。
ありがたい。

高校での丁寧な授業のおかげで「英語が理解できるようになった」と長男は話す。

いったい、公立中学の英語の授業って、何をやっていたんだろう。

ああ、長かった。

長男の場合、小5からの公文英語から始めて、中学英文法をきちんとマスターするまで5年かかった。

英語を諦めないで本当に良かった。

長男を見ていて実感したのは「国語力が上がらなければ、英語力も上がらない」ということ。

非バイリンガルな環境で生活しているならば、やみくもに小学校低学年から英語を習っても英語力はつかない。

長男は国語が苦手だったので、公文英語を始めるのを小5まで待った。

長男本人の国語力がある程度上がってから英語を始めたほうが良いと思ったからだ。

それでも今思えば、長男が公文英語を始めるのはもう少し遅く・小6からでも良かったかもしれない。

今の公立中学では、生徒の英語の成績が二極化している。

とにかく「中学英語の学習内容が多すぎる」。これに尽きる。

授業時間は変わっていないのに、「読む」「書く」だけでなく「聞く」「話す」まで同じ時間内に学習しなければならない。相当きつい。

小学校5年6年の教科書に載っている英単語がすべて「既習」という前提で中学英語教科書が作られている。

その結果、公立中学の中学1年生から英語の成績が二極化している。

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難関高校の英語の入試問題を見ると、中学3年間だけで難関高校の英語入試問題が解けるレベルの英語力を身に着けるのはかなり大変だと思う。

難関高校を受験するならば、小学校のうちから英語を勉強した方がどう考えても有利だ。

英語の習い事ができないような困窮家庭は最初から切り捨てられている、としか思えない。

公文でもなんでもいいから、小学生から毎日少しずつ英語を学習する習慣を身に着けたほうがいい。ただし、国語が得意ならば小学校低学年から(うちの次男みたいに)・国語が苦手ならば小学校高学年から(うちの長男みたいに)始めるのがいい。

中学入学時点で「英語わけわからん」状態にならないためには、小学生のうちにある程度英語に慣れておいたほうがいい。

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