今年4月から小6の長男、思春期を迎えてから、色々な面で急成長している。
身体面でも成長しているが、精神面の成長が大きい。
親バカで申し訳ないが、今までがあまりにひどかった。
今までに比べれば急成長しているということなのだ。
今回の記事で言いたいのは、
「急成長する時期は子どもによってそれぞれだから、早い段階で進路を限定しなくていいかも。」
ということ。
長男は、今までの小学校5年間の生活の中で最近1年間の成長が一番大きいと思う。
長男の場合、思春期の到来が急成長をもたらしたと思っている。
もちろん、思春期を迎えた長男は自我が強くなって反抗的になったが、それとともに、精神的に大人になったと感じる。
「発達障害児は思春期に問題行動を起こすことが多い」みたいなコメントをよく聞く。
しかし、思春期は決してマイナスばかりではないと最近思う。
これから成長するにつれて、自分自身が周りからどう見られているかがわかってきて、つらいことも多いかもしれない。
そんな中で「良き師・良き友だち」に支えられて成長していってほしい。
成長した点(精神面)
・物事(塾、習い事)にきちんと取り組むようになった
・向上心が出てきた(長男は今まで、何事にも上手くなりたいという欲求が薄かった)
成長した点(身体面)
・身体がきちんと動くようになった
・身体を動かしたいという欲求が出てきて、水泳・ランニングに精を出すようになった
成長した点(勉強面)
・算数の理解力が以前よりはマシになった
・「同じ大きさでまっすぐ」字を書けるようになった
・字を書くことへの抵抗感が薄れてきた
・漢字を覚えられるようになった
ステレオタイプな発達様式
今まで、本を読んだり、学校の先生や心理職の方のお話を聞いたりすると、学校の先生や心理職の方々が描いている「発達障害児のステレオタイプな発達様式」があるようだ。
どういう発達様式かというと、
「小学校入学時は普通学級に在籍しているが、小学校3、4年生あたりから勉強についていけなくなり、中学校に進学する頃にはすっかり落ちこぼれて支援級に移ることになる」
というものだ。
どういうわけだか、一部の高IQの子どもを除いて、発達障害児の多くはこのルートをたどることになっているらしい。
何人もの専門職の方々にこの手の話を聞かされた。
「小学校中学年になると勉強についていけなくなりますよ、大変ですよ。」という話を。
実際、長男は小3・小4と「勉強についていけていません。」「このままだと、中学卒業後は底辺校にしか行けませんよ。」と担任の先生から言われた。
親はそれほどひどくないだろうと思っていた。
塾と習い事の先生の見解
一方で、塾の先生や習い事の先生の見方は学校の先生と違い、「高学年~中学生にかけて長男は伸びますよ。」という見方だった。
ただし、私は営業用のセールストークだろうと思い、塾の先生や習い事の先生の見方を完全には信用できなかった。
ところが、塾の先生の叱咤激励もあってか、長男はここ1年間でだいぶ成長し、算数で学年相応のレベルをきちんとこなせるようになってきたのだ。
このまま行けば、小学校の授業の先取り学習をすることになりそうだ。
塾の先生には本当に感謝である。
塾の先生に限らず、習い事の先生方は長男を発達障害児としてではなく「ひとりの人間」として良いところを見てくれている。
長男の成長は学校の先生ではなく、塾や習い事の先生方に支えられているような気がしている。
発達障害児に限らず、「学校以外の居場所を作ること」はどんな子どもにとっても大事なことなのかもしれない。
だから私は特別支援教育には期待しないのだ。
学校の先生に言われるまま「勉強についていけてないから支援級」にしていたら、このまま中学校も支援級、中学卒業後は特別支援学校というルートが確約されていたのだろうか。
霧が晴れてきた?
自身が発達障害(または発達障害っぽかった)という人が、小学校高学年の頃に「それまではぼんやりしていたが、霧が晴れるように物事が分かるようになった」とコメントしているのをネットでいくつか見かけた。
長男、今、霧が晴れてきたのだろうか?そうだといいな。
これから
長男、今はまだ、思春期に入ったばかりの「思春期前半」だ。
中学生・高校生の「思春期後半」ではどんな成長が見られるのだろう。
楽しみだ。
保育園の先生方は長男の小学校生活を心配していた。
けれど「しっかりしてきたから大丈夫」と保育園の先生には伝えたい。
まだまだ子どもっぽいところが多い。
現在、幼稚園児/保育園児か小学校低学年のお子さんを持つ保護者の方々には「大丈夫。そんなに心配しなくても子どもは少しずつ成長していくよ」と伝えたい。
どうやら子どもというのは人それぞれ、急に成長する時期があるらしい。