感性が鈍い教師ほど出世するのか

小学生だった頃の長男の様子を思えば、今の長男はこれでもかなり成長したものだ。

長男が、

・字が汚い
・話を聞いていない

などの理由で、通常の個人面談以外に、特別な面談をするために何回か学校に呼ばれた。

学校の先生でも出来た人たちは、保護者が「特別支援」を望んでいない場合「特別支援」という言葉を保護者の目前で使わないことがわかってきた。

一方で、すぐに「特別支援」を前面に押し出してくる教師は経験上、あまり芳しくない人たちであることもわかってきた。

 

学年主任との面談

長男が小3の頃に学校に呼ばれたときは、担任と学年主任のふたりと面接をした。

前も書いたとおり、その学年主任は自称「特別支援に詳しい」人物だった(不安ビジネス)。

その学年主任は若手教師ということもあり保護者などからちやほやされていた。

小学校は女性教師よりも男性教師が少ないせいか、中高大と違って、男性教師がやたらと「ちやほや」されているように私には見える。

運動会など行事の力仕事などは男性教師が担当すると女性教師が楽になる。そういった事情もあって、小学校では男性教師がやたらと持ち上げられるのだろう。

言葉は悪いが、小学校の男性教師(の一部)は「つけあがっている」ように私には見える。次男が小学生になったら、またこの類いの教師に遭遇するかと思うと少々ウンザリである。

 

このままだと底辺校に行く羽目になりますよ

それはさておき、この学年主任との面談で

「このまま放置すると底辺校に行く羽目になりますよ」

と言われたことは以前も書いた(不安ビジネス)。

教師が教育困難校を「底辺校」と称することに違和感を持った。

「このままでは底辺校に行くおそれがある」

と保護者に伝えて保護者を不安にさせ、支援級に移動させようとしているのだろうと感じた。

おそらく今までも、支援級対象とおぼしきこどもの保護者に対してその手を使ってきたに違いない。

でも実際は…「支援級に行けば底辺校に行かなくて済む」わけではない

わたしはその学年主任に「長男は民間療育に通っているから特別支援は必要ない」と返答した。

わたしの経験上、公立校の特別支援教育は、優れた民間療育に遠く及ばない。公立校の受験指導が、優れた受験機関による受験指導に遠く及ばないのと同じだ。

 

感性が鈍いほど出世するのか

ところで、この学年主任は現在、都内の某公立小で「主幹教諭」をしているらしい。

主幹教諭というのは、公立校で校長・副校長に次ぐナンバー3である。

出世したものだ。

こういう教師が管理職になっていくのか、なるほどな、と思う。

「不登校について学校もいろいろと対策をしているのですが、それでも不登校は減らないです。どうしてでしょうかね。」と真顔で言っていた公立中学の副校長も、昇任して校長になったらしい(学校管理職と話して思ったこと)。

私からみると、今の公立中学は不登校が増えて当然だと思えるような環境である。

「感性が鈍い教師ほど出世する」ように私には思える。

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