「勉強ができない子をできるようにすることに喜びを見出せる」教師に巡り合えた子どもはラッキーだ。
そういう教師はたいてい、それなりの授業料が必要な教育機関にいらっしゃる。
学校にはそういう教師はかなり少ない、と思う。
いや、学校には「ほとんどいない」と思ったほうがいいかもしれない。
出来ない子を教えるのは確かに手がかかる。
けれども、長男を教えているからよく分かる。
出来ない子というのは「階段を5段抜かしでジャンプして駆け上がる」みたいに、今まで出来なかったことが急にできるようになるのだ。
今まで出来なかったことが急にできるようになったことに喜びを感じられる教師に遭遇できる確率はとても少ない。
長男の場合、そういう講師に巡り合ったのは今までたった「2人」。
でも、たった2人に巡り合えたことは幸運なことなのだ。