2009年、2歳ちょうどの長男について発達相談をした時期はちょうど、発達障害が日本で少しずつ
認知され始めた頃だった。
「期待していて下さい。これから日本の特別支援教育はどんどん良くなりますよ。」なんて言う支援者もいた。
ところがどっこい、特別支援教育は良くなったのだろうか?
現在、特別支援教育は「昔だったら普通に普通級にいたよね?」という人々まで引き込みながら勢力拡大中である。
わが国では近年、特別支援学級・特別支援学校がどんどん増えている。
いろいろと考えた結果、我が家は特別支援教育とは一線を画することに決めた。
確かに、支援級で学べば手厚いサポートが受けられる。
最近は「普通級に無理して居続けると二次障害が起きますよ。」と専門家から言われることが多いと聞く。
でも、長男はこのまま普通級での進学を望んでいるのだ。
長男は毎日楽しく登校しているのだ。
私は長男に自分で成長する経験をさせてやりたい。
手厚いサポートよりも、壁を自ら乗り越える経験のほうが、長男にとって将来の肥やしになると私は思うから。