モルモットを預かって分かったこと

モルモットは一般に、
臆病な性格だといわれている。

けれども、
モルモットもネコや人間と同じで、
性格はそれぞれ、のようだ。

長期休暇のたび、
次男は園からモルモットを預かってきた。

動物をお世話する経験を通して、
いたわりの心を養う目的で、
長期休暇中に園内の動物の預かりを行っている園は多い。

 

モルモットを預かって分かったこと

モルモットを預かって分かったこと。

それは、
「モルモットの性格は意外にも、一匹一匹かなり違う」
ということだ。

モルモットは匂いが少ないし、
大きな鳴き声を出さないし、
体がそれほど大きくないのでエサ代がかからない。

暑さ・寒さの対策をしっかりするならば、
モルモットは学校や園で飼いやすい動物だ。

一方で、
モルモットは元来臆病で繊細な性格なので、
環境に慣れるまで時間がかかるし、
大きな物音がするような環境は本来、モルモットに不向きだ。

特に神経質で繊細な子の場合、
自宅に持ち帰ったとき、
慣れるまでしばらくはエサを食べないし、
同居人のそばに寄って来ない。

ケージの場所を変えただけでも、
落ち着かなくなって、慣れるまでに時間がかかる。

こういう子を、
学校のように落ち着かない環境に置くのは、
気の毒に感じる。

その一方で、
少数派だとは思うが、
図太い性格のモルモットというのも居るのだ。

こういう子は、
自宅に持ち帰ってすぐにエサを食べ始めるし、
ケージの位置を変えても平気。
同居人にも興味を示して、すぐ寄ってくる。
しかも、ケージのすぐ横でピアノを弾いても平気でグーグー寝ている。

こういう子は、
不特定多数の人に囲まれる学校や園での飼育に向いている。

いずれにせよ、
学校で飼われているモルモットは、
子どもたちの教育に貢献しているのだから、
我が家で預かっている間は、
ゆったり落ち着いた環境で過ごしてほしいと思って世話をしている。

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