モルモットを何匹か預かってみて気づいたことがいくつかある。
モルモットの飼い方をきちんと調べてから、
モルモットを預かればよかったと、
今は少し後悔している。
そんなわけで今日は、
モルモットを預かるときに気をつけることを
簡単にまとめてみた。
モルモットの性格:臆病で神経質
モルモットはとにかく臆病で神経質。
初めての場所に慣れるのに時間がかかるし、
ケージの置き場所を変えただけでも慣れるのに時間がかかる。
逆にいえば、
環境に慣れて「この人は信頼できる」と分かると、
なついてくれて信頼関係を築くことができる。
モルモットはとても繊細なのだ。
そこがモルモットの可愛いところだ。
もちろん、
モルモットの性格には個人差はある。
今まで預かってきたモルモットの中には、
図太い性格のモルモットもいた(モルモットを預かって分かったこと)。
でも、神経が太いモルモットは少数派だ。
モルモットを自宅に連れてきたときは、
新しい環境に慣れるまで、
そっとしておいたほうがいい。
食べ物の好き嫌いは個人差が大きい
モルモット1匹1匹、食べ物の好みが千差万別だ。
・チモシーをあまり食べない子
・特定の銘柄のチモシーを好んで食べる子(銘柄が変わると食べない)
・柔らかいチモシーしか食べない子、
・何でも気にせず食べる子
食の好みはモルモットによって個人差が大きい。
食にうるさく、自分の気に入った食べ物しか食べない子が多い。
モルモットはビタミンCを体内で合成できない
モルモットはビタミンCを体内で合成できない。
この点でヒトと同じだ。
ゆえにモルモットは食べ物からビタミンCを摂取しなければならない。
幸いなことに、
日本で市販されているペレットには
ビタミンCが配合されているものが多いので、
ビタミンCを含むペレットを食べていれば、
ビタミンC不足にはならない。
ペレットを与えていないならば、
少量の野菜を与えて野菜からビタミンCを摂る必要がある。
主食はチモシー+ペレット・野菜は副食
モルモットのえさとして、
固体のペレットが広く知られている。
でもモルモットは本来、草を食べて暮らしている。
だから主食としてチモシーが適している。
チモシーといっても1番狩り・2番狩りでは栄養価や硬さが違う。
1番狩りチモシーは最初に収穫されたもので、栄養価が高く、硬い。
2番狩りチモシーは1番狩りチモシーよりも栄養価が劣り、柔らかい。
高齢モルモットは柔らかい2番狩りを好む子もいる。
カルシウム分が多い野菜は少なめに
野菜の中には、カルシウム分が多いものもある。
たとえば、上のサイトにあるように、
レタスはカルシウムの含有率が少ないし、
小松菜やチンゲン菜はカルシウムの含有量が高い。
モルモットの場合、
カルシウム分が多い食事を続けていると、
尿管結石(=おしっこが排出される管にできる、カルシウムでできた石)
ができることがある。
結石ができやすいかどうかは個人差があり、
モルモットの体質によるようだ。
若いときは大丈夫でも、
高齢になるほど結石ができやすくなる。
モルモットを預かるときは、
カルシウム分が多い野菜をあげるのは控えめにしたほうがいい。