次男が園からセキセイインコを持ち帰ってきた。
園が冬休みに入ったので飼育動物を預かることにしたのだ。
わたしは小学生の頃、セキセイインコを飼育していたことがある。
当時セキセイインコを飼うにあたって、セキセイインコのことをよく調べた。確か田園調布に有名な鳥専門の獣医の先生がいらして、その先生が書いた本を購入してよく読んでいた。
鳥のこと・星座のこと…小学生の頃に興味を持って自発的に勉強したことが大人になった今、こうやって役に立っているのだ。人生そんなものだ。
ゆえにセキセイインコを買うのは実に数十年ぶりである。
久しぶりにセキセイインコを飼育してみて感じたのは、セキセイインコというのは実に華奢で小さい、ということ。個体差はあるが、体重40g前後と、鶏卵1個分(50g)よりも軽いのだ。
セキセイインコの体重が実に軽いということに驚いた。
セキセイインコはまさに文字通り「小鳥」なのだ。
セキセイインコの主食
セキセイインコの主食はヒエやアワなどの雑穀類だ。
インコのエサとしてよく売られているものをセキセイインコに与えれば良いらしい。
大昔はヒトもヒエやアワをつぶして餅状にして食べていたことを思えば、ヒエやアワも立派な食糧である。
けれども、主食として少量のヒエやアワだけを食べて生きているセキセイインコの姿にはかなさを感じる。
セキセイインコに限らず文鳥やセキセイインコなどの鳥類は体重が軽いから、預かっているうちに体調が悪くなったらどうしようかと気を遣っている。
ありがたいことに、今回預かったセキセイインコは割と神経の図太いタイプだとわかった。
小動物でも神経が細かいタイプは少しでも物音がするとビクッとしたりするのだが、今回預かったセキセイインコは少しの物音ではあまり動じないタイプだ。
今回持ち帰ったセキセイインコが、たくさんのこどもが居て落ち着かない園で飼育されるのに向いているタイプで良かった。
セキセイインコの原産地
セキセイインコの原産地はオーストラリア。
セキセイインコはもともと乾燥地帯に住んでいたとされる。
乾燥地帯では昼夜の温度差が大きくて、昼間は暑いが夜は気温が下がるのが常だ。
セキセイインコはこんな小さな体で乾燥地帯の寒い夜を生き抜いているのかと思うと、たくましさを感じる。
セキセイインコと水
セキセイインコはとにかく水を飲まない。
水を飲まない分、エサである雑穀から水分を摂っているとは思う。
セキセイインコはもともと乾燥地帯に住んでいるから、水をたくさん摂取しなくてもいいらしいが、われわれ人間から見ると、それでも生きていけるのがスゴイ。
セキセイインコと日光浴
セキセイインコの体調管理について調べていたところ、インコ類は日光浴させるのが大事だ、ということを知った。
日光に当てることでインコの体内でビタミンⅮが合成されるらしい。
人間と同じだ。
昔セキセイインコを飼っていた時に日光浴の大切さを知っていれば良かった、と今さらながらに後悔した。
冬休みが終わるまでセキセイインコの体調管理にせっせと努めよう。