男子校の生きる道

長男が公立中学に通って2年が過ぎた。

長男が公立中学に2年間通ってみて感じること。

それは、最近の公立中学は、

「徹底した減点主義」

だということ。

どこの公立中学も程度の差はあれ、そうなのだ。

 

厳しすぎる提出物

公立中学は特に、提出物について厳しい

期限までに提出しない

定められた課題に取り組んでいない

等の場合、内申点の減点対象となる。

とにかくミスをしないことが大事。決まりを守ることが大事。

まるで「役所」か「銀行」である。

提出物を細かくチェックする業務は、
先生にとっても時間がかかる作業と思うが、
果たして、先生が時間をかけてチェックすることが、
生徒の学力向上に資するのだろうか。

私事だが、わたしは長く事務仕事に従事してきた(銀行ではない)。
長年、期限厳守をモットーとしてやってきた。
だから期限厳守の大切さはよく分かる。

でも、世の中、将来事務仕事に従事する生徒ばかりじゃない。
それに、こんなにも細かくしつこくミスが追及される仕事ばかりじゃない。

自分が通っていた頃の公立中学もアレだったが、
自分が通っていた頃の公立中学よりも、
今の公立中学のほうがずっと息苦しいと思う。

言うまでもないことだが、
男子生徒より女子生徒のほうが提出物をきちんと提出する傾向は、
どこの中学でも同じだろう。

なかには几帳面な男子もいるだろうが、
公立中学の内申制度は男子に圧倒的に不利である。

ここ(公立中学)では、
「決まりを守ること」は高評価につながるが、
「発想のユニークさ」はあまり評価されない。

巷では銀行員は年々、削減されているのに。

決められたことをその通り実行する「だけ」の社員よりも、
新しい考え方を提供できる社員が、巷の企業では求められているのに。

正直、次男は公立中学に通わせたくないと思っている。

 

男子校のよいところ

ところで、
昨年見学をした某男子校は、男子特有のだらしなさを理解していて、
提出物に関しては多少大目にみているフシが伺えた。

男子生徒に対して
「決まりを守ること」を徹底するよりも、
「斬新な考え方」を生み出せる生徒をきちんと評価して、
居場所を作ってあげること。

ここら辺が、公立中学から男子生徒を奪い取るための謳い文句
私立中高男子校が生き残る道なのだろう。

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました