長男を見ていると「間違えた問題を繰り返し解いて確実に解けるようにする」という気概がない。
一言で言うと「詰めがとても甘い」のだ。
「間違えた問題を繰り返して解く」-そういう粘り強さがないと成績は上がっていかない。
緻密な勉強が出来ないと成績は上がらないに決まっている。
長男の粘り強さのなさは、生まれ持った素質が大きく影響しているのは確かだろう。
だが、いい加減な学習態度を今まで矯正できなかったのは、学校で基本的な学習姿勢を定着させられず放置され続けてきたことも大きく影響しているのは確かだ。
ただ、それを放置したのは最終的には保護者である私の責任である。
「個性を大切に」と言うけれど
「個性を大切に」といわれて久しいが、個性を大切にしすぎるのも困ったものだ。
学校教育で個性を大切にされ続けた結果、
「漢字練習・計算練習をねばり強く続ける」
「間違えた問題をできるようになるまで繰り返し解く」
ことが身につかないまま、中3の今になって基本的学習姿勢の定着を図っているのは誠に情けない限りである。
「できるようになるまで何度も繰り返してみる」ことが大切なのは勉強だけでなく、仕事でも同じだ。
たとえば将来、長男が職人の仕事についたときも、
「できるようになるまで繰り返してみる」
「できない場合は何か工夫してみる」
のは大切なのは言うまでもない。
長男には、物事に取り組むための基本的な姿勢を身に付けて義務教育を卒業してほしいと思って、基本的な学習姿勢の定着のための訓練に粘り強く取り組んでいる。