日本社会はまだまだ男性優位社会だ。
たとえば、女性管理職比率・議員の男女比・賃金の男女比について、
日本では他の先進国と比較して女性に不利な状況がいまだ改善されない。
ところが、長男の通う中学は完全に女性優位社会である。
生徒会活動・作文の表彰・コンクールの入賞・入学式や卒業式の挨拶など、男子生徒よりも女子生徒が活躍する機会のほうが圧倒的に多い。
そういえば、女子校のメリットは一般に「男子生徒がいない分、女子生徒がイニシアチブをとって生徒会活動や部活動ができる点」だといわれてきた。
ひと昔前は、生徒会長や部活の部長をやるのはたいてい男子生徒だったからだ。
けれども、少なくとも長男が通う学校では、女子生徒が男子生徒よりもずっと積極的で、女子生徒は様々な分野で活躍している。
少なくとも長男の周りでは、男子校にでも行かないと、男子生徒に自信をもたせる機会がない・男子生徒がさまざまな活動でイニシアチブをとれない気さえしている。
学校は今や女性優位社会なのに、企業ではいまだに男性優位社会が続いているのが日本社会の不可思議なところである。