正月は朝湯

我が家のメンバーは元来の銭湯好きである。

自宅近くの銭湯によく行く。

私が子どもの頃はまだまだ、東京には銭湯がたくさんあった。まさに、かの有名なヒット曲「神田川」の世界が当時は存在していた。

当時は、若い人向けの安アパート(4畳半一間・風呂なし・共同便所)がまだたくさんあったから、そのような風呂なし物件に住む若い人向けに銭湯は重宝されていた。

今でも東京の銭湯は頑張っている。

東京の銭湯にはサウナが設置されているところは結構あるし、露天風呂がある銭湯さえ存在する。

車で来る人のために駐車場を併設している銭湯もある。

郊外の温泉にそれなりの交通費をかけて行くことを考えると、たった500円ほどで近場で露天風呂が楽しめるなんて嬉しいことだ。

ここ最近は跡継ぎがいないため廃業する銭湯もあるけれども、最近は銭湯経営に興味を持つ若者が増えていると聞く。

人に雇われて言うとおりに働かされるのではなく、時間の融通がきく自営業に興味を持つ若者が多いのも頷ける。

 

正月恒例の「朝湯」

我が家の正月の楽しみはなんといっても「朝湯」だ。

東京の銭湯は基本、元旦は休業で、1月2日は「朝湯」をする。

正月早々、朝から風呂に浸かることができる。

3日・4日も朝湯を実施する銭湯もある。

個人的な実感としては、冬場に銭湯の湯に浸かると疲労が劇的に回復する気がするのだ。

受験生である長男にとっても銭湯通いは受験勉強の良い息抜きになっていると思う。

遠くに行かずとも青空・夕焼け空・夜空の星を見ながら風呂に浸かれる銭湯の存在は有り難い。

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