「変」であることが許される学校

とかく公立中学というのは「変」=「他人と違う」ことに対する許容度が低い。

 

「変」だと、まず、学校からの評価が下がる。

たとえば、ほかの生徒がやっている「提出物を出す」「授業中に積極的に発言する」が達成できないと、「内申点」は確実に下がる。

 

それだけでない、

「変」だと、周りの生徒からの評価も下がる。

空気を読まない発言で仲間外れにされることもある。その結果、学校に居ずらくなって不登校になることもある。

 

対照的に、中高一貫校は「変」であることが許される学校も多い。

本当に羨ましい。学校生活を送るうえで「過剰な防御が要らない」のだから。

「頭は良いのに小学校では周りから浮いてしまい、仲間外れにされる」タイプの子は中高一貫校を選択したほうがいいのだろう。

実際、小学校時代、成績は極めて優秀なのに周りから浮いていた女の子が、厳しめの中高一貫女子校に入学し楽しい生活を送った、という話もよく聞く。

 

子ども時代を思い返してみると、たとえば「成績が良いこと」は周囲からの妬みの原因のひとつだが、観察していると、なぜか、成績優秀でもいじめっ子からの被害を受ける子と受けない子がいる。「他人に絡まれるタイプ」と「他人から絡まれないタイプ」の2つに分かれる。

 

うちの長男、成績「最悪」・運動神経「最低」でいじめの対象になる要素をたぶんに持っていたのに、なぜか、いじめの対象になったことはない。

高校生の今も、いじめの対象になっていないようだ。

長男は、担任の先生・カースト上位の子どもを味方につけるなどして、教室で上手く立ち回ってきたのだろう。

 

いじめの対象になるかどうかは「処世術を身に着けているかどうか」・「つけいられる隙(弱み)が露呈しているかどうか」・「生まれ持った愛嬌(愛されキャラ)があるか」など、さまざまな要因があるのかもしれない。

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