療育通いは公表したほうがよいのか

そういえば、
現在中学生の長男が保育園児の頃は、
「療育」って言葉はまだ業界用語で、
一般には普及していなかった。

一方、この10年で発達障害の早期発見・早期療育という概念が浸透したおかげで、
療育という言葉は、一般庶民もふつうに使うようになってきた。
時代は変わったものだ。

 

療育通いは公表したほうがよいのか

個人的にはあえて公表しなくてもよいと思うが

こどもを療育に通わせている保護者は、
療育通いを園や学校の保護者に公表すべきか、
悩んでいる人も多いだろう。

療育通いを公表すべきかについては考え方が分かれると思う。

私は、療育通いの公表は原則要らないと思っている。
もちろん、状況にもよるけれど。

療育というのは、塾や習い事と同じようなものだ。

考えてみれば、たとえば水泳などのスポーツや楽器習得だって、
身体の使い方を学ぶ療育のようなものだ。

塾や習い事に通っていることをあえて公表する必要がないのと同じように、
療育通いをあえて公表する必要はないと思う。

今はいろいろな療育機関がある。

とりあえず不安なので療育に通っているという人もいる。

なんでもかんでも公表する必要はないように思える。

 

公表したほうがよい場合もある

ただ、園や学校でこどもがお友達関係で何らかのトラブルがある場合は、
公表してもよいと思う。

今は発達につまづきがある場合は療育に通うのが当たり前になりつつあり、
「療育に通わない=障害を認めない(or放置している)問題親」のレッテルを、
ほかの保護者から貼られるかもしれないからだ。

実際「あの子の親は(障害を)なんで放置しているのかしら」という声も聞いたことがある。

 

「発達障害=対人トラブル」という誤解

ちなみに、長男は保育園児時代から今まで周りのお友達とのトラブルがなかった。

長男のマイペースな言動で学校や塾の先生には迷惑をかけたけれども、
お友達関係で揉めたことはない。

長男は外面が良い。

だから療育について敢えて公表する必要はなかった。

そういうタイプのこどももいるのだ。

発達障害というと、
なにかと対人トラブルを起こす問題児のように言われがちななのは、
とても残念だ。

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